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ユビキタス社会の未来

ユビキタスとはユビキタスコンピューティングの略で、いつでも何所でも誰でもコンピュータを使える時代だと認識しています。持ち歩くには荷物が50g違うだけで負担が随分違います。一昔前は外に出る際にノートブックを持ち歩きましたが、現在では携帯がその役割を果たしています。よってノートパソコンは従来ほど売れなくなってきていると思います。それで出張の多いビジネスマンは例えばホテルで自分のファイルを開きたいとき備え付けのホテルのパソコンを借りてインターネットディスクにアクセスして暗証番号をいれ本人確認が出来ればファイルを開けますし表計算ソフトも使えるのでノートブックを持ち歩く必要性が無くなります。ここにグーグルが目を付けないはずがありません。つまり今まで家の狭いのにより高機能のパソコンと大容量のハードディスクを求めがちでしたがワープロ表計算も所有から借りるという時代が到来してくるそうです。丁度それはブラウン管のディスプレイから液晶になって、どれだけ机のスペースが空いたのと同じ様にハードディスクもディスプレイのように薄くなればいいと思う方は沢山居たと思いますが更に時代は進んでインターネットディスク、つまり見えない天空に自分のファイルの置き場所があり、そこからダウンロードできるようにすれば高いハードディスクを買うより、これをリース契約さえしていれば地球の裏側から自分のファイルを取り出すことが出来ます。

以前に書いた記事『孫社長頑張ってください』に関連するのですがマイクロソフトビル・ゲイツ氏は現在52歳です。高校生の時にベーシックから始めてウインドウズビスタまで作り上げ破竹の勢いで世界を席巻し大富豪になりました。ブラウザのネットスケープが覇者になりつつありましたがマイクロソフトのIE(インターネットエクスプローラ)に追い越されてしまいました。次の覇者がマイクロソフトの破竹の勢い以上に伸びているグーグルですが2人の創業者は今からたった10年前、大学在籍中にグーグルを立ちあげ現在共に35歳です。『両雄並び立たず』マイクロソフトはOSとオフィス(ワード・エクセル・アクセスなど)で売上を伸ばしてきましたが所有する時代から借りる時代になるとマイクロソフトの牙城は揺らぐことになります。何故なら例えばグーグルはインターネットディスクの大家さんになって場所を貸すことで家賃収入を得る、かつ独自に開発した表計算ソフト・ワープロソフトを貸してあげれば部屋を貸してテーブルや椅子を貸してという事業展開が可能になります。乱暴なたとえですが不動産業界がマンションを買うより借りた方が得だというような変革が情報化社会にも起こりうるのだと思います。何故ならパソコンという物を持たずして何所に言ってもそこに備え付けのパソコンを借りさえすれば自分の用が足りるからです。もはやマイクロソフトVSグーグルという構図が濃厚になってくる時代が近いのかも知れません。

マイクロソフトが成長するグーグルを指を銜えて見ているわけにはいきませんので利益の出ている内に同じカテゴリーのヤフーを傘下におさめ対抗したいのかも知れません。それは丁度アラブの石油王がいずれ石油がバイオエタノールに取って代わられるという事が明らかになってきた現在サブプライムローンで傷付いたアメリカの金融機関を今ある豊富なオイルマネーを出資したり株を買ったりして将来のオイル価格低下に備えている実体に似ているように感じます。IEネットスケープを凌駕した様にマイクロソフトがグーグルの脅威となるのでしょうか。素人の私は専門的な事は分かりませんが、そんな事を考えています。

ゆうき蘭でした