爆笑問題のニッポンの教養を見て パート1
今回の登場は哲学者の木田元さんでした。
以前から哲学とは何なのか興味があったので、ビデオに撮って真剣に3回見ましたが、太田さんの話していることが良く理解できないので、太田さんの話しているところを飛ばして見たら少し理解できました。太田さんが何を言っているのか理解できなかったので、家族と一緒に再度見ましたが、家族もわからないと言っていました。番組の中で木田さんも分からないと言っていました。相方の田中さんも全く理解していないような顔をしていました。母が「聞かれている当人(木田さん)も相方の田中さんも、太田さんの話を全く理解していない。それで視聴者の立場に立った番組作りと言えるのか」と言っていたのが印象的でした。スタッフの皆さんも本当に理解していたのでしょうか。
太田さんは昔、鼠の縫いぐるみを来て子供番組に出ていましたが、今は売れっ子で太田総理という番組までやるようになり、政治家にしたい人ランキングの上位ベスト3に入っているほどメディアを席巻しています。その都度コメントを言っているので、視聴者はだいたいあんな事を言うと分かっています。しかし、哲学を考え、哲学を生業とし、人生の晩年に哲学を根底から改めた人の話は、もう二度と聞けないかもしれないのに、相も変わらず太田節を振りまき、話が尻切れトンボに終わってしまいました。スタッフの方で太田さんの話が理解できるかどうかを話し合ってみたらどうでしょうか。
以前にも、太田さんが京都大学の教授連に「地動説でなく天動説である」と言ったのに対しにべもなく「そんなことはあり得ない」と言われているにも関わらず、尚かつ刃向かっていたのが印象的でした。学問を積み重ね、認知されている事実を根底からひっくり返すと論理も理屈も無くなってしまいます。哲学は手に取れない目に見えない実証のあるものではありません。宗教的に言うと神の道・科学的に言うと究極の原理・哲学的に言うと真理だと私は思っています。貴重な人材に会えるのに常にお笑いと比較対照する姿勢にはウンザリです。結論から言うと司会かインタビュアーか分かりませんが、視聴者を代表して視聴者の聞きたいことを聞くのが本来のあり方だと思います。 相方の田中さんも分からないほど、太田さんの情念は一般の思考を逸脱している用に思います。
私のような凡人にも分かるように、視聴者を代表して意見を述べるような姿勢を見たことがありません。この番組に出演して不愉快に思う先生方も見受けられますので、ご再考願いたいと思います。