安田講堂事件②
それにしても、戦後60年の教育で愛国心を右翼と決めつけて、市民、都民、国民を飛び越えて、宇宙人たれ、つまり世界人たれと洗脳した集団の教師達は、今後も永久に裁かれないようです。戦前は「お国のために死ね」と教育し、戦後は「日本人を捨てて世界人になれ」超現実から非現実へ。超日本人から非日本人へ。普通の日本人でいたい私には到底分かるべくもありませんでした。
彼らは、機動隊を右翼の手先と決めつけたので、愛国心を語りませんでした。そして、錦の御旗がありませんでした。守るべき物がないのですから、そこには正義はありません。越後の虎の謙信は義を守り貫くことで戦いましたが、彼らは義もなければ貫くものが在りませんでした。
いや、本当は共産主義を主張したかったのかも知れません。しかし数年後、資本主事経済と民主主義経済の渦中で働くという矛盾があったのかも知れません。本音は共産主義を守りたい、或いは共産主義に塗り替えたい。でも日本は本来、共産主義の国でも民主主義の国でもありませんから、愛国心には繋がりませんね。
東京大学は別角度から見ると、最も日本の税金が投入されている大学で、その点では一番、国の享受を受けた大学の学生達が騒乱を巻き起こしました。しかし、彼らに国の恩恵を受けているという意識があったとは思えません。それ以上に「俺たちはエリートだ」という意識があったのではないでしょうか。