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サンデープロジェクトを見て⑩(小沢一郎公設秘書官逮捕について)

リアルタイムにいきたいので、小沢さんの政治資金規正法の問題を優先します。

何ごと因・縁・果の法則が基本ですので、時系列に並べると、政治資金規正法は、1948年に制定されていますから、今から60年も前に出来た法律です。しかし有名無実で、この法法律は効果を発しませんでした。1960年代、田中角栄元首相の金派問題が発覚した事から、それまで無制限だった企業からの献金を年間、一企業から一億5千万円以下、つまり一企業から一億5千万一円以上は受け取ってはいけなませんという改定が行われました。ところが、政治資金パティーという手法が流行しだします。つまり、一億五千万を越えて欲しいときには、パーティを開くという方法を開発した訳です。

1989年にはリクルート事件が起きます。これは現金は罪になるが、未公開株をあげるのであれば罪に問われないとしたわけです。しかしこれが大問題となり、再び法改正して  政治資金パーティー規制強化がされ、未公開株の受領も駄目と言う事になりました。1992年には金丸信自民党副総裁が佐川急便から5億円献金を受けていた事が発覚し、略式起訴で罰金20万円という呆れるほどの軽い刑で終わりました。

当時、検察庁の甘い姿勢に対して、看板にペンキをかけられるという事件も起きて国民の非難が上がりました。それで又、法改正され罰則規定は強化されました。更に、企業からの政治献金は一切禁止となり、個人からの献金だけを許すと言うことになりましたが、2004年、日本歯科医師連盟から橋本派に一億円の小切手の闇献金が起き、ここで又改正され 献金は振り込みと言う事になりました。

早い話、生徒達が校則を作りました。その校則は8時半までには正門をしめるので、それまでに入らないと駄目といったら、遅刻した生徒達は裏門から入ってきてセーフとなったので、「裏門からでは駄目」と、ドンドン穴を潜っては禁止する事を繰り返しているようなもので、都合10回も改定しています。しかも企業からの献金はいけないとしていますが、企業から民主党へという党であれば、法の抜け穴で問題ありません。

つまり、小沢さんの公設秘書の大久保さんは「小沢個人は頂けませんが、民主党の法に振り込んでください。そうすれば民主党として請求書も龍秋暑も、西松建設様に郵送できます」といえば容易に出来てしまうのです。それを、実質、西松建設企業献金を個人に見せるために、「政治団体、新生児問題研究会と未来産業研究会」で振り込んでいるはずですから、領収書を発行する必要はありません。いえ、領収書を発行して下さいと言われれば

新生児問題研究会様
  ○○円受領しました
小沢一郎の政治寄金団体
  陸山会
                大久保○○

同様に請求書を下さいと言われれば

請求書
新生児問題研究会様
  ○○円、お振り込み下さい
小沢一郎の政治寄金団体
  陸山会

となります。それが振込人が新生児問題研究会の筈なのに、請求書、領収書が西松建設であったら、金の出もとがどこであったかは明白です。水戸の御老公なら、からからと笑って、「動かぬ証拠、悪いことは出来ぬものです。助さん、角さん、参りましょうか」遠山の金さんなら、諸肌ぬいで「おいおい、てめぇら、この遠山桜が、全てお見通しだよ」大岡越前守なら「公設秘書とは公務員扱い、しかも政治家が脱法行為とは、いかなることか。役人の嘘は、町方の嘘とは本質が違う。往生際の悪さ、一罰百戒。市中引き回しの上 打ち首獄門 京の三条河原でさらし首を申し伝える。ひったてい!」と言って1時間もかけずにスッキリ終わるところですが、コンピュータ社会の現在、政治家ほど往生際の悪い人はいません。

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