小沢代表の公設秘書の起訴問題
朝の番組で、小沢さんの公設秘書の起訴問題に際し、道あゆみ(弁護士)さんが小沢さんの不正献金疑惑に関して、「小沢さんを良く知らないので、私自身は小沢さんって、どんな人なのかなあと思っています。今回の起訴問題が妥当なのかどうなのかは別の議論だとは思います」といったので、首を傾げました。これでは、コメントの価値がないと思ったからです。
上段は、人間・小沢を言って、後段は法律上の事を言ったと思うのですが、今であれば麻生さん、その前が福田さん、安倍さん、小泉さんと誰もが知っています。しかし10年、20年前というと知らない人は多くなります。ところが小沢さんは別格で、自民党時代、田中派だった小渕さんも小沢さんも橋本さんも全員が田中角栄さんの秘蔵っ子と言われながら創政会、そして経世会を旗揚げし竹下派を結成。政界のドンと言われる金丸信さんを政界の父としましたが、竹下派から小沢派に派閥が継承されずに、親戚だった竹下元総理は小沢さんを選ばずに小渕派に譲ってしまいました。この時、まるで闇将軍の小沢総理に反旗して自民党から 新党さきがけが起こりました。
代表は武村さんという人で、この時、鳩山由紀夫さんでした。しかし、その一ヶ月その本丸であった小沢さんが、自民党を割って出て新生党、新進党、自由党、そして民主党という経歴を作っていきましたので、これ以上分かりやすい人はいません。
竹下さんが派閥を小沢さんに譲っていれば自民党を割ることもなかった。つまり二大政党制も、自衛隊を国連にという発想も考えありきで行動したのではなく行動してから、大義名分 足跡を正しいとする為の後付である公算は大です。
弁護士さんで、コメンテーターというほどの才女で、お子さんも居る方ですので私より、リアルにご存知の筈ですが。それほどの才女でも分からないというのですから、一般の人はもっと知らないのか。それなら小沢ファンから問題視するコメントがつくのも、その延長なのかとも思います。しかし、コメンテーターですから、大体聞かれることも分かると思うんですけどね。