日経ダウ⑪
景気はマインドで明日よりも明後日、明後日よりも明明後日は更に明るいと思うと、財布が開きがちになり、反対に明日は暗い、明後日はさらに暗いと思うと、だんだん財布は開かなくなっていきます。
特に現代は、世界がネットワークで繋がっているので、世界が同時に好景気になったり悪くなったりする傾向にあります。如何に経済の達人でも、これから先どうなるのかわかりません。実体経済だけでも難しいのに先物が現物を席巻しているのですから、分かるはずもありません。下記は、ざっくり見た数字です。
国際投資資金 は 1日 300兆
政府予算(一般会計) 89兆 1日 2400億
GDP(名目)515兆 (1日1兆4100億億)>
国債の借金 778兆
特別会計 362兆
国際投資資金は、1日300兆。これが一番大きな比重を占めます。現在は不況ですので300兆は無いかも知れませんが、何れにしても、株価が上がることが一番の景気回復です。
天変地異があっても株価は下がりません。しかし、突発的なテロが起こると急落します。今回のような北朝鮮の警告などには市場は案外、動揺しません。こういう事は経済で語るというよりも、人類のDNAで語った方が良いと思うほどです。
つまり人類は、天変地異には強いのです。仕方がないと諦められるのです。そして、直ぐに、救済活動がおこなわれます『義を見てせざるは勇無きなり』は、世界の共通の観念です。そして、例え少額でも援助すると、心がスーと落ち着き良いことをしたと一日楽しく暮らせるのも人類です。
これは教育しなくても、持ち合わせているのは人類の英知かも知れません。
孟子曰く『人生万事塞翁が馬』で、小沢さんも、ホリエモンさんも、村上ファンドも、ある日、頂点から堕ちましたが、逆も又真也で落ち込んだものは、今度は上がります。
それは餅つきの杵のようで振り落としたら今度は上がります。それでは、いつ日本は復活するのか、それはアメリカ次第です。
日本はアメリカのコピー相場です。何故そうなのか。
それは防衛です。北朝鮮のミサイル問題、ヒラリー国務長官が、怒りをあらわにしていますが、日本の政治家で怒りをあらわに出来ないのは、自分の国を護るのにアメリカ頼みだからです。そのアメリカ頼み頼みの綱が、寝ている間に上げると、上げから始まり、下げると下げから始まります。それで何もかも、アメリカスタンダードになりました。防衛問題と経済問題は実は深い繋がりがあります。もっとも、是を言っているのは私だけですが。