NHK偏向報道とブログで話題①
2009年4月23日(木)11時1分配信 ココログニュース
NHKの新シリーズ『JAPANデビュー』で、第1回に放送された『アジアの“一等国”』が偏向報道ではないかという声が上がっている。
同番組は、日清戦争後の日本による台湾統治についてのドキュメンタリー。しかしその内容が、台湾人を弾圧した印象を強くするものなどとして、複数のジャーナリストから批判が上がった。また、水島総氏が代表を務める『日本文化チャンネル桜』では、NHKが放送した同番組を検証する番組を放送し、You tubeやニコニコ動画などにアップロードされ反響を呼んでいる。
この話題に対しネットには、「被害だけを強調している」「演出が情緒的に過ぎる」「NHKとチャンネル桜のどちらの主張が正しいのかわからない」などの声が上がっている。どういう視点で歴史を扱うのか、それによって番組のメッセージや作り方は当然変わるものであり、受け手はそれに対して敏感に反応するだろう。
NHKには議連「日本の前途と歴史教育を考える議員の会」から質問状が届けられるとのこと。ナショナリズムを扱うテーマは、非常にデリケートな問題であり、最も適切な「解」を見出せるかが報道側には問われている。
■参考サイト
バカモヤスミヤスミイエ
勇気凛々 岸塚康子こと ゆうき蘭
参考サイトに掲載されていました。この問題は、私の小さな疑問から取り上げたのですが、トラックバックやコメントも寄せられ、思ったよりも大きな問題になっています。
実際に、あの番組に出ていた台湾人のおじいさんが、自分の発言のネガティブな部分だけ取り上げられたと言っています。当時、アジアでも列強にならぶ国として、日本はいくつかの国を統治していました。そして、当時の欧米列強の仕打ちは大きな問題にはならず、日本の統治ばかりが全て悪政であったかのように取り上げられているのが現状です。
嘗て、欧米列強の白人種がアジアの黄色人種を植民地化したとき、その実体は体の良い奴隷制度と変わりはありませんでした。流石に手枷足枷はなかったものの、その時点で日本の統治政策とは違います。
更にイギリスなどは、中国人にアヘンを売りつけ、中国人は阿片中毒になりました。人道的に許されない行為です。日本は中国の有り様を知っていたので、その勢いは日本にまで及ぶという恐怖がありました。
この西洋の圧力に何としても、アジア諸国が結束して対抗しなければ、日本も小さい島国なので、植民地にされてしまうという感慨が当時の日本政府にありました。
ここで、日本の取るべき道は三つありました。司馬遼太郎さんが描いた長岡藩 川井次の介が考えた他国は植民地になっても自国だけはさせない。今で云えば、内需拡大政策。もう一つは、欧米と同じ形での植民地支配。最後がアジアが手を組んで欧米列強に対抗するという三案です。
これは日本人の持っているメンタルティーMentalityなのでしょう。「自分達だけ良ければいい」という観念は当時の人達にはありませんでした。敢えて「当時の人」としました。現代人との比較です。今は民主主義という、突き詰めれば個人勝手主義を優先しています。しかし、当時の日本人に民主主義という考え方はありません。国策としては第二案、第三案から選ぶことになります。