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舛添大臣と竹中平蔵さん

 8年前に厚生省と労働省が合体して厚生労働省になりました。その大臣が桝添要一さんです。

 国の予算88兆の内、厚労省が25兆円3割とトップシェアです。何故なら、医療、介護、年金、雇用、少子化が職種です。それで、社会保障省と国民生活省とに分割するという案が出てきました。

 ところが、総理大臣より忙しい桝添さんは反対しています。ここのところが分かりません。麻生さんは、どうして当事者の話を聞かないのでしょうか。それも、同じ内閣です。奇々怪々です。

 医師不足後期高齢者新型インフルエンザ、派遣切り、ワーキングプア消えた年金からの健康保険・年金保険料未納、 ホームレス急増、インタ-ネットカフェ難民、 日本の自殺者・11年連続3万人越えという問題を抱えています。

 さて、その真意なのですが、社保庁を解体したくても、役人の反対などを考ると中々出来ないのでウルトラCの秘策がある。将来の日本の未来を考えて時に、組織を二分割して効率的に運用できる確信がある。しかし、それなら、桝添さんが知っている筈です。

 何しろ、桝添さんは、2年も厚労省の大臣をしていて、それに対し、麻生さんは1年にもなりません。そして次の政策が選挙対策です。今のままでは、少し民主党が有利、友愛の精神で代表代行(選挙担当)にした小沢一郎さんの秘書問題で『敵失(テキシツ)』が無い可能性がありますし、時間との問題もあります。

 そこで、元々、最大の『敵失(テキシツ)』を民主党に与えた。社保庁問題。つまり厚労省を二つに分割するという事を国民にアピールして、刺客選挙(郵政民営化)の時のように、厚労省分割が良いかどうかを国民に問いたいとする方向に持っていきたい。つまり民主党では、こうした改革は出来ませんよと言う風にです。

  勿論、今のところ世界第二の経済大国であり、閣僚は、日本最大のシンクタンクです。分割をいって、実は社保庁解体というような、国民が『自民党は凄い。そうした秘策を秘めていた』と私も期待したいところですが。私のブログ憲法である。『因・縁・果の法則』では。恐らく選挙対策でしょう。

 この場合、当事者の桝添さんを何故、巻き込まなかったのか、それは、桝添さんは本来が国際政治学者です。こうした案に乗ったら、竹中平蔵さんの仲間入りです。そこで、桝添さんは蚊帳の外にした。ここにボタンの掛け違いがありました。桝添さんは、政治に国民の生命財産に関する利用策を鑑みないと思います。

 それにしても、持って産まれた気質なのでしょうか。桝添さんは学者であるのに、その雰囲気がありません。それは仕事をしているからでしょう。対して、竹中さんは、小泉さんの一人ネオコンをしていたのに、政治家という印象が感じられません。将来、視点を変えて、桝添さんと竹中さんを比較してみると何かが見えてくると思っています。

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