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歴史ブーム

今、日本史ブームが起きていて、それにつれて世界史ブームも起きています。そうか、ブームかと思えばそれまでですが、私のブログは因・縁・果の法則で書いているので、そこには、それだけの背景があると考えます。

敗戦後、世界は冷戦時代と言われ米ソ陣営に分かれて、米は当然西側諸国で自由と金が密接な自由主義、しかし金に換わると資本主義。此に対しソ連は平等を建前に計画経済となり、社会主義国となっていきました。

横綱ががっぷり四つで組み東西に分かれた結果、世界もこれにならい東西陣営に分かれて睨み合い、ある意味、均衡が取れていました。しかしソ連の崩壊がベルリンの壁の崩壊(1989年)を呼び、早21年目となっています。

当時の人は、やれやれ決着がついた。これで資本主義一本になって啀み合う事はなくなると思っていたら、中東で次々と問題が発生し、中東が火種となってきました。そして資本主義というのは具体的に書けばスクラップ&ビルドです。これはCO2を排出しまくります。これによって地球温暖化となり、オゾン層が破壊されて、どうも資本主義も投機市場主義だという事が分かり、世界は安定しなくなりました。

コンピューターのOSはマイクロソフトのウィンドウズが主流となり、リナックスLinuxとグーグルという存在があるのでどうなるかは分かりませんが、一応、安定してきました。これに引き替え、社会工学的な世界的OSは資本主義では駄目なのではないか。特に日本の場合、刺客選挙で右に投票したら四年後には左となり、しかし、その内部で起きている事は最も右の金権問題。これでは何が何だか分かりません。

そこで人々は一生懸命、新聞を読んだりニュースを見たり、討論番組に目を通しますが、例えば小沢さんの場合、検察も小沢さん擁護で検察はよくやったという人もいます。同様に小泉・竹中ラインは正しかったという人は数を減らしているものの、固定ファンは以前としてついている状況です。何もかも定まりません。

この良く分からない世の中というのは、どこまで溯ればいいのかというと、少なくとも司馬遼太郎さんが「魔法の森に入ってしまった」と言っている1920年から現在に至る100年の間だと思います。最も定まらない時代が昭和。今が平成ですから、昭和がより大きくなって大昭和となるのか、明治の清貧の日本に戻るのか、今は、その最中にあります。

恐らく、日本の歴史を勉強し直している人は、坂の上の雲竜馬がゆく龍馬伝などを見ていると思います。そして、その基礎を作った司馬遼太郎さんの作品を見直していると思います。これが司馬ブームに繋がっていると考えます。私のブログでは、人気政権こそ怖い。と書いています。東条内閣も田中内閣も小泉内閣も極めて高い支持率でした。支持率が高いことは人気があるという事。では人気があるという事は正しいのか。それは否。私の検証ではそうなります。

鳩山政権も、自民党が半世紀に渡って政権与党をとっていたところを翻した人気内閣ですが、100日ちょっとで、これだけ馬脚を現しています。しかし鳩山さんの一番良いところは答弁の受け答えでも必ず最後に軽く頭を下げるところで、それと反対なのが、石原都知事と亀井さんで、もう少し態度を良くした方がいいのではないかとハラハラしています。

亀井さんは「うるさい」と言って問題になっています。いきなりいうのではなく「静かにしてほしい」と何度も言っているのに「五月蠅い」というなら納得いきますが、突然、一喝するほどのヤジではなかった筈です。郵政民営化に立ち向かった人ですから、私は支持していますが、詰まらないところで人気を落とす必要はないのになと思っています。

何しろ選挙権は政治に全く無関心で気分や雰囲気に流される国民、つまり政治家の態度と雰囲気と好き嫌いだけで芸能人の人気投票のように投票する傾向にあります。石原都知事も同じで毎週金曜日の定例記者会見を行っていますが、だんだん「この辺で怒るだろうな」とか暴言を吐くなというのは分かってきます。特に新銀行東京の問題やオリンピックの話題には不機嫌な表情がありありとしています。

素直と言えば素直ですが、やはり政治家なら、その態度をみて決める人が多いという事を理解して振る舞った方がいいのではないでしょうか。Media is message メディア イズ メッセージメッセージを、もう少し考えて欲しいなと思っています。

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