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口は災いの元

 法務大臣の柳田さんが言った事は本心です。柳田さんは法務大臣になったことが余程嬉しかったのでしょう。しかし法学に長けていないことは自覚があった。それで二つの言葉だけで演じていたら案ずるより産むが易しで、難なく切り抜けた。それで演じきって自分の講演会で、自宅に帰って奥さんに言うようにいったら、尖閣ビデオの如く流出してしまった、と言うわけです。
 正直に言えと野党も国民もいいますが、本当に正直にいったら大変な問題になってしまいました。まぁ中学生なら理解できないこともありませんが、恐らく、法務大臣は丁度、俳優が大臣を演じる程度の知識しかなかったという事を露呈してしまいました。
 自民党柳沢伯夫大臣が『女性は産む機械』といったら罷免を求め、民主党補正予算の最中に会議を欠席しましたから、因果応報ですね。仙石さんが自衛隊を”暴力装置”だと言いましたが、マックス・ウェーバーは確かに暴力装置だと、はっきり言っています。故に反論は出来たでしょう。しかし仙石さんは弁護士だったのに、それも赤いの小沢一郎というほどの論客だったのに不思議な事に反論出来ませんでした。最早、判断基準さえ狂いを生じているようで、誤作動を起こしている感じです。

 さて、政局大好きな小沢さんが動きだしています。しかし、この人はもう過去の人で何をしても下降するエネルギーは小沢さんにしても打破出来ません。何しろ三人の政界の父の田中角栄さんはロッキード事件、竹下さんはリクルートコスモス、金丸さんは佐川急便、小沢さんは西松と秘書と陸山会となっています。浮上は難しい。そうなると誰がキーマンになるか。玄人に人気があって一般国民に人気のない、と言われる亀井静香さん。名前は静かですが、騒がしくなってくるのではないでしょうか。

 それ以上に民主党は一枚岩は到底無理、従って、菅政権は末期ではないでしょうか。

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