ゆうき 蘭の弟(現在中学二年生)
ポプラ社2000万の賞金を返納した水島ヒロさんが書いたKAGEROUの評判はどうかと思って調べてみました。
陽炎ってKAGEROUだったんですね。Amazonで調べたら評価は2.5でした。例えば司馬遼太郎さんが書いた竜馬がゆくは評価が五です。坂の上の雲が4.5で山崎豊子さんの白い巨塔が4.5ということを考えると2.5とはかなり低い評価なので驚きでした。
それでKAGEROUのコメントレビューの一番は
普段ここまで先入観のある作品は読まないのですが、話題なのでついつい。
表紙のデザインから少し不安になったが、読んでみてそれは的中する。
読み終えて感じたことは、とにかく文字数が少ない。
少ない文字数でも、世界観や文章力が秀逸だと読み手に伝えたいことが伝わってくる
ものだがこの作品は残念なことに深みのある言い回し・魅力的な世界観といったもの
が皆無なのでこの文字数ではどうしても伝わってこない。
人物像・世界観・どれも並以下。最低限纏まってはいるので、もっと書き込めば
評価は多少なり、変わっていたのかもしれない。だが、この文章力だといくら
書き込んでも今度はダラダラしそうだが。
文章力や語彙力は新人という点を考慮しても、商業作品として出版するに値しない。
同人・個人活動であれば期待はもてなくもない。
しかし、これが1000を超える作品の中の頂点をとった、というのは
どう考えても納得できない。選考に携わった人間は日本文学をとことん
馬鹿にしているとしか思えない。ライトノベルとしても、既存の作品に比べて
中途半端。ライトノベルは最近、作者の意向が直に伝わってくる面白い作品が
どんどん増えているのでそう考えると、本当に商業作品の価値はない。
本は先入観があると感じ方が大きく変わってきますが、先入観なしでもこれは読むに値しない、というか憤りを感じました。
というものでした。僕は中学二年生なので難しいことは分かりませんが、そのうち図書館で借りられたら読んでみたいと思います。