お笑いブームと池上ブーム②
先頃、その池上さんもレギュラー番組を降板して取材、執筆活動に専念するそうで、そうなると番組に空白ができます。テレビ局の人は多いに頭を悩ませるところです。
私は作家志望ですが、ホラーだとかSFだとか未来小説、恋愛史上主義というか社会との流れとは無関係・無接点のない話も多くありますが、恐らく現代が一番描きにくいと思っています。
渡辺淳一さんが、いつだったかテレビで「現代が一番書けない。もう分かっている時代劇を書くようになったらお終いだ」といっていました。当初は意味が分からなかったのですが、書く側になると、なるほど、そういう見方があるのかと思うようになりました。
私は昭和史を調べていますが、世界で一番ゲルニカより酷い最貧国は日本しかありません。今後も日本以上の事はないでしょう。何故ならそれをしたら、その国と国民が消滅してしまうほどの威力が今の原爆だからです。
しかし日本はたった20年で世界第二位に躍進しました。列強は東洋の奇蹟といいました。私に言わせれば人類史上の奇蹟だと思っています。そして、こう表したことに当時の白人のプライドの高さを感じます。
その世界第二の地位にいたのは40年以上前からなのに、そこから一歩も前に進むどころか今は3位に転落です。何故ですかと聞かれて、こうだからと一言で答えるのは難しいです。故に現代を描くのは困難という事になります。
しかし現代をつくっているのは私達です。では私達がおかしい。これが結論です。巫山戯たことを言うなという声もあるでしょうが、現代に生きている人が現代を動かしていて、その結果、悪くしているのであって、先人、後人のせいには出来ません。
テレビでは一人でも視聴者を釘付けにする為に視聴者=有権者です。その人達に向かって優しい言葉で迎合するメディアから本気で本当の事を報道するメディアに変わってほしいものです。
マスコミが政府から内閣官房機密費という名目から金が出ている事をしりながら著名なジャーナリストとなると家を新築しただけで3千万のお祝い金という事実。盆暮れ毎に一人500万ばらまかれ、現在のジャーナリストはお抱え運転手、或いは飼い慣らされているご用聞き商人のように、あってはならない政治とジャーナリズムの密着が癒着談合も明らかなのに、この件を自ら報道しません。
確か10年以上前は損失補填でテレビ局が株取引を損失がでても、それを証券会社に穴埋めして貰っていた事が露呈して、その時は逃げられないので全員衿を正すと言って謝罪しましたが、内閣官房機密費は領収書も請求書もないので惚けられるわけですが、それを報道すべき時に大相撲の野球賭博ばかりを報道していました。
まずは隗より始めよ。改めて欲しいものです。