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<新年二回目の2月の朝まで生テレビをみて>

 2月始めの『朝まで生テレビ』のテーマは「日本は本当にダメな国なのか!」というものでした。

 以前から感じているのですが、司会の田原さんがは政治家には上から目線なのですが、ITのホリエモンとか、哲学の東さんとか、そう言えば竹中さんというように学者には甘いようです。(2010年8月11日 (水)哲学なき日本⇒ に詳細)

 その点、三宅久之さんだと以前、朝生で「年長者がネクタイをして出ているのに、ホリエモンだか何だか知らないが年下がTシャツで出てくるとは無礼千万」と面罵しています。差詰め、今回であれば「そのお前の今風の頭はなんだ」から始まった事でしょう。そう言えば都知事の石原さんに記者が「小泉ジュニアが人気があるようですが」ときいた時「あの頭、なんとかならんかね」と言っていました。

 実際、今の議員はお笑いタレントてきだったり、焼けに俳優気取りだったりして、政治家然としていないような気がします。今、メディアが二つに分かれていると書いた事がありました。(2011年2月 6日 (日)テレビと新聞とインターネット に詳細)

  このお二人、日の丸・君が代の話になると憮然として、他の若い人も「どうでもいい」という態度でした。私に言わせれば、日本人を越えて世界人気取りでした。堀江貴文さんは、「中国やら北朝鮮が日本になんか責めて来ない。世界が国連が黙っていないでしょう」と言っていて、まぁ引き下がりません。この小学生のような論に、「東は脳内お花畑過ぎる、こんなのメディアに出すな。堀江も相変わらず、所詮犯罪者の与太話、こんな奴だとは思わなかった」などという意見があり、中には辻本さんの方が保守に見えたとか、皇族の人(竹田恒泰さん)を出すべしという声もありました。それから、田原さんについては「日の丸や君が代には違和感を感じるけれど戦争を煽りに煽った朝日新聞には違和感を感じないのか」と指摘している人も居ます。

 堀江さんの小学生的発想法には皆、呆れていると知って私だけではなかったのだと一安心。しかし堀江さん暴走気味で、それはつまり本当にそう信じているから危ないと思いました。

 国連は5大国が仕切っていて、常任理事国アメリカ 、イギリス、フランス、ロシア、中国です。つまり、第二次大戦の連合国、日本と敵対した国です。以前、小泉さんが散々ブッシュ支持をしたので常任理事国入りするといえば応援してくれるものと思ったら何もしてくれませんでした。要するに、日本は黙って金だけだしていればいいという事でした。

 小泉さんは未曾有の大不況下で総理になりましたが、最初になさたことは写真集の発売でした。次が郵政で仕上げがは常任理事国入り、これでこうせいに名を遺す名総理になるはずでしたが、イラク戦争では戦争放棄をしている国なのに、魔法の絨毯、アラジンのランプ 千夜一夜物語のアラブの国とは只の一度も戦乱の歴史がないのにイギリスよりも早く手を挙げてブッシュ支持、それは常任理事国入りの布石だったのでしょう。

 イギリス、フランスは、日本は極東、どうでもいい。ロシアは北方四島を、中国は尖閣、沖縄を奪いたい。4対1で、どうやって国連が日本を助けにくるというシナリオができるのでしょうか。

 戦前、日本はABCD包囲網、即ちアメリカ、イギリス、中国、オランダは協定して日本に油を送るまいとして日本を兵糧攻めにしました。その時の国際連合が今の国際連盟ですが日本を助けにきた事実はありません。

 丸剤はかこにこそあり、という私のモットーから理解不能です。例えばアメリカは民主主義の国でしたが、ドイツがユダヤ人と聞いただけで殺戮していることはアメリカは知っていたのに、何もしませんでした。そして大戦後、アメリカは弓矢一本向けていないベトナムに侵攻し、アフガンもしかり、イラクも然りでした。

 田母神さんも石原さんもアメリカが日本を守るかどうか分からないといっています。私は到底、ホリエモン思考には乗れませんね。恐らく、完全無罪を狙って係争中でしょうが、『民事は心証なり』で、反省、恭順の意をしめせば罪一等を減じられますが、これでは心証が悪いので減刑されなくなります。ホリエモンファンではありませんが、注意された方がいいのではと思っています。

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