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与太郎国家

 今から75年前の1936年、伝説の女優・原節子さんが「生命の冠」という映画に出ていました。
 舞台は北方四島国後島。住民1414世帯、8105人。主に漁業、缶詰工場が13もありました。つまり日本の缶詰工場は此処から発します。その国後島で、ロシアの水産会社が韓国の企業と共同事業に乗り出す見通しであることが分かりました。中国も黙ってはいません。国後島にナマコ養殖の合弁事業を行うことで合意。又、中国の水産会社が北方領土色丹島でホタテ養殖をロシアと合弁を検討中とか。

 コメンテーター森永卓朗さんは「前原大臣の仰る事は正論だが、刺激するよりは実質的に取り返すことを優先にすべき」といっていました。 経済が行き詰まると戦争になる。経済評論家なのに、そこが分からないようです。つまり、日本の唯一の軍事同盟は同時に経済同盟でもある訳です。しかし民主党は中国寄り。中国が改めて尖閣を狙い沖縄も虎視眈々と狙っているから安心してロシアもという訳ですが、我が首相の菅直人様はいえば「我が国の態度や姿勢とは相容れない」
 と、何だか森永さんと同じような事をいっています。仙石さんなら「中国におかれましては、尖閣で漁船も船長も乗組員の方達もお帰りになったので、その後、中国様はどうしていらっしゃるのかと思っていたら、ソ連様が北方領土が私が領土とアピールなされまして。そのソ連様も北朝鮮を飛び越えられて韓国とも御連絡されていたようでして、何故、そのような事をなさるのかと……」という所でしょうか。あぁ、与太郎国家だわ。