映画
今、映画監督の小説を書いています。
その監督が、目標にしている人は黒澤明監督という設定にしました。黒沢作品と言えば、初期の作品としては七人の侍、用心棒、椿三十郎、天国と地獄です。これらの作品は映画に詳しくない私でも知っているくらいの不朽の名作です。
そう言えば織田裕二さんが主演で三船さんのリメイクをして椿三十郎があったなと思ってサーチしてみました。
制作元の角川春樹さんは 「木村拓哉主演の時代劇『武士の一分』の興行収入41億円。ならば椿三十郎は、40億円は最低ライン。そこからどれだけ伸ばせるかが勝負。60億円が一つの目安」といったそうですが、最終的な興行収入は11.4億円だったとか。制作者がそこまで見込んでいたのがこの結果ですから、どうやら大赤字だったようです。
その前に作った角川映画で制作費30億円をかけた『蒼き狼』は興行収入13億円だったとか。しかし2007年、日本の最低映画を決める文春きいちご賞で不名誉な1位を受賞。理由はモンゴル人を日本人が演じるのに無理があったとか、ここのところ角川はついていないようです。
北野武さんのアウトレイジ(極悪非道)が7.5億円だったとか。費用対効果の損益分岐点が分かりませんが、続編という話もあるとか。それで単に興行収入だけで判断できないので、よくわかりませんが、木村拓哉さんの映画『HERO』は81億円の興行収入。しかし、映画のヤマトは制作費20億円。いったいどうだったのでしょうか。
それとも時代は実写より宮崎駿さんのジブリ映画なんでしょうか。何しろ
順位 作品 公開年度 興行収入
1 千と千尋の神隠し 2001年 304億円
2 ハウルの動く城 2004年 196億円
3 もののけ姫 1997年 193億円
4 崖の上のポニョ 2008年 155億円
5 ゲド戦記 2006年 76.5億円
ですから。