保管

保管場所

共産主義の実態④

 三寒四温とは、冬季、三日間ぐらい寒い日が続き次の四日間ぐらいが暖かく、これが繰り返される事。中国北部・朝鮮などに顕著な現象とのことです。

  そうすると、今頃は四寒三温で冷えていくんでしょうか。我が家は夜になると

満月と秋の虫の声
http://www.youtube.com/watch?v=3KuJxh41HoI&feature=related
が聞こえていました。しかし台風がきてから、虫の声が小さくなりました。やっぱり雨と風で虫も死んじゃうんですかね。少し気になっています。それとも、そういう時期なのか。あまり虫に詳しくないので分かりませんが。

 ところで、この虫の声に日本人にはなんとも癒しの情緒として感じますが、西欧人は雑音にきこえるんですってね。日本人は虫の音や雨音などを左脳で受けとめ、西洋人は右脳で聞く。その違いだそうです。それでは同じ東洋人の韓国人と中国人はどうか? 調べたところでは、彼らも西洋型です。日本人に似ていたのはポリネシア語を使う人でした。
http://www.youtube.com/watch?v=eVEZKJzo_yw&feature=related

つまり、こういうのが日本人には虫の声に、西洋人には虫の雑音と聞こえる訳です。雑音は聞きたくない。故に彼らはシャットアウトして、あまり聞こえないらしいんですね。ところがところがです。生まれたときから英語圏で育つと日本人でも雑音に感じるんですね。という訳で人種によって異なるのではなく、どうやら日本語による影響ではないのかと言われています。そうすると日本人の脳というより日本語脳という分類の方が正しいようです。

 そこで私は考えてみました。日本語は最後まで聞かないと分かりません。

私は虫の声が好きです。
私は虫の声が嫌いです。
私は虫の声に癒されます。
私は虫の声に興味がありません。

対し 英語は 
I like singing of insects(=虫の声).
I hate singing of insects
I am cured by the singing of insects
I am not interested in singing of insects


というわけで最後まで聞かなくても何を言わんとしているのか先に分かります。つまり人の話を最後まで聞かないと分からない日本語は虫の音も真剣に聞く。その結果、笑いだけでも”大笑い、高笑、馬鹿笑い、大笑、高笑、爆笑、空笑い、作り笑い、無理笑い、苦笑い、噴き出し笑い、薄笑い、忍び笑い、盗み笑い”と、まだまだあります。大笑いはその通り大きな笑い、高笑いは上から目線、相手を低く見た笑い、それを第三者から見ている高笑い、爆笑。と感情表現が豊かです。

江戸っ子の「てやんでぇ、べらぼうめ」
寅さんがいう「お前は馬鹿か」
取り方は様々ですが、私には「お前は利口なのに、そこだけ馬鹿だなあ」というニュアンンスを感じます。「アホかお前」とは少し違うんですね。「アホかお前」はというとシッシと追い払う印象。「馬鹿かお前は」というと、いいか良く聞けよという感じですね。

私の前に犬が
私の前を犬が

「に」だと私を見ている感じ、「を」だと私を無視して犬が前を通り過ぎていく感じがします。

岩に染みいる蝉の声
松尾芭蕉の 閑(しずけ)さや岩にしみ入る蝉の声
芭蕉山形市立石寺に参詣した際に詠んだ俳句で『奥の細道』に収録されています。

1925年、歌人斎藤茂吉アブラゼミであると主張、対して小宮豊隆は否アブラゼミは「元禄2年5月末は太陽暦に直すと7月上旬となり、アブラゼミはまだ鳴いていない」を理由にこの蝉はニイニイゼミであると主張し、大きく対立したとあります。

http://www.youtube.com/watch?v=WTd737dU3t8
アブラゼミ
http://www.youtube.com/watch?v=ymM_PwPwANA&feature=related
ニイニイゼミ
となります。

  雑音に聞こえたら論争なんてありません。日本人ならではです。ところで皆さん、日本人だと、日本の子供だと犬は「ワンワン」猫は「ニャーニャー」、牛は「モーモー」、豚は「ブウブウ」、小川は「サラサラ」、波は「ザブーン」、雨は「シトシト」、風は「ビュウビュウ」。でも異口同音に聞こえる筈がありませんよね。

  因みに犬はアメリカではbowwow(バウワウ)、猫はmew(ミャー)、鶏は:cock-a-doo-dle-doo(コッカドゥードゥルドゥー)、羊はbaa(バァー)、馬じはneigh(ネェーィ)、牛はmoo(ムー)、豚はoink(オィンク)、あひるはquack(クウァック)、ふくろうはhoot(フー)というらしいです。

 でも多くの人は親にどこかで教わったんですよ、犬はワンワンだって、そう言われればそう聞こえるんですね。つまり自分できめたのではなく、ある意味洗脳です。70年安保の頃、親は共産主義は素晴らしいとは言わなかったはずです。何度もいう様にソ連には酷い目にあわされていますから近所の小父さんもいいません。テレビ、ラジオもいいません。それでは誰に教わったのか。覚えていないから教わっていないというお方、それではどうして犬はワンワンで、鼠はチューチュなのでしょうか。その時の事を思い出せますか。

この記事を読んで良かったと思った方は投票してくださると嬉しいです。

Rogo2saisinnbann2