夜明けのスキャット
きっかけは“ジャケ買い” 今なぜ?由紀さおり 欧米で大人気(スポニチ)
歌手の由紀さおり(62)が、米国のジャズ・オーケストラの演奏で1969年の日本のヒット曲を日本語で歌うアルバム「1969」が、欧米のヒットチャートで上位に入り、音楽関係者を驚かせている。
発売元のEMIミュージック・ジャパンによると、米国ではアップルの音楽配信サイト「アイチューンズ・ストア」で配信開始翌日の今月2日、ジャズ部門で1位(10日現在3位)に。CDはギリシャ、シンガポールで上位に入った。
「1969」の12曲は、由紀が1曲はフランス語で、残る11曲を日本語で自身の大ヒット曲「夜明けのスキャット」、いしだあゆみの「ブルー・ライト・ヨコハマ」などを歌っている。
ジャズ・オーケストラは米国オレゴン州ポートランドの「ピンク・マルティーニ」。メンバーが約40年前の由紀のLPレコードを「ジャケットの美しさ」で衝動買いし、その歌声に魅了されたのが、由紀とコラボするきっかけになったという。
EMI社の関係者は「これほど売れるとは、正直びっくりしている。欧米で、日本人歌手が英語で歌ってヒットした例はあるが、今回は、日本語で歌ったことが新鮮に聞こえたのかもしれない」と話している。
凄いですね。私は欧米の方の音楽事情に疎いのですが、坂本九さんの「スキヤキ」(上を向いて歩こう)、1963年6月15日に、週間ランキング第1位を獲得といいますが、それ以来の快挙でしょうか。
http://www.youtube.com/watch?v=ws7-RN9ztXs
坂本九(KyuSakamoto) ~上を向いて歩こう(SUKIYAKI)~
「夜明けのスキャット」は、1969年3月10日に発売された由紀さおりのシングルレコードですが、具体的な歌詞があまり登場せず、前半などは殆ど♪ル~ル~ルルル~というハミングです。wikiによると
大ヒットに至った火付け役として、ラジオの深夜放送が挙げられることがある。2009年4月8日に放送されたTBS系音楽番組『あなたが聴きたい! 歌の3時間スペシャル』では歌詞がほとんどない理由として、もともと本楽曲が深夜ラジオ番組内のBGMに使われていた為であると紹介されている。
1969年というと、1月に昭和天皇パチンコ狙撃事件、東大安田講堂事件。世界的にはプラハの春でチェコスロバキヤは単に民主化を言っただけで首都プラハは立派な軍隊があったのに、たった八時間でソ連軍に支配され、日本だけでなく世界が揺れに揺れた時代でした。そして現在、2011年も3月に東日本大震災、福島原発問題、TPP問題と不安が山積しています。時代は繰り返すといいますが、激動の時、人は歌に癒しを求めるのかも知れません。そして由紀さんの清涼な歌声が日本語が分からなくても外国の人々にも安らぎを与えるのでしょうね。では、お聴き下さい。
http://www.youtube.com/watch?v=LCUS4eLoWUs
夜明けのスキャット 由紀さおり
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