都々逸
古い俗謡で
♪一人笑うて暮らすより、二人涙で暮らしたい
♪遊んでいるよな 小鳥でさえも 生きるためには 苦労する
都々逸(どどいつ)というものらしいですね。江戸末期に初代のもので、三味線片手に、ゆっくり謳い上げたようです。
♪惚れて通えば 千里も一里 逢えずに帰れば また千里(作者不詳)
一里は4キロ。千里だと4000キロ。今ならそう教えますが、それじゃあ情緒が育たねえ~
♪この酒を 止めちゃ嫌だよ 酔わせておくれ まさか素面(しらふ)じゃ 言いにくい(作者不詳)
♪浮名立ちゃ それも困るが 世間の人に 知らせないのも 惜しい仲(作者不詳)
好きな女に素面じゃあいえない。あまりしられちゃあ困るが、誰も知らないというのも寂しいっていう感じ、今でも通用します。
♪三千世界の 鴉を殺し ぬしと添い寝が してみたい(桂小五郎説、高杉晋作説、他もあり)
三千世界とは仏教用語で今なら全世界。朝早くなく鴉を殺してしまって一緒に寝ていられたらいいのに。訳すと情緒がなくなりますね。
http://www.youtube.com/watch?v=6shhlj-j1No&feature=related
美空ひばり
http://www.youtube.com/watch?v=zmBsCW07gAY&feature=related
高杉晋作「三千世界」
でも、ここに挙げた唄って百年前には訳さなくてもみんな分かっていました。中学の教科書に、こういうのを国語に出すといいんじゃないでしょうか。
龍馬はいろは丸が沈没した時、大藩の紀州藩相手に今で云うネガティブキャンペーンをはりました。長崎の繁華街で
♪ 船を沈めたその償いは金をとらずに国をとる よさこいよさこい
と、よさこい節の替え歌を流行させる事で民衆を自分の見方につけようとしました。
こんな事も歴史とリンクするし、何より江戸時代の人が身近になります。私なら最後に『この味、英語で出せますかっ.てんだ』といいますね。あぁ、忘れてた。だからTPP絶対反対!
http://www.youtube.com/watch?v=YGcjIAFj9oM&feature=youtube_gdata