米韓ＦＴＡが発効

　米韓ＦＴＡが3月15日発効されるといいます。ところでＴＰＰはどうなっているんでしょうか。情報化社会といいますが、結果はわかるのですが、そこに至る経緯がわかりません。

　そもそもですよ、アメリカは最初から中国を外し韓国とは二国間のＦＴＡ。日本は多国間のＴＰＰというやり方を何故したのか。この真相を何処も報じていないと思いますね。サムスン電子、ＬＧ電子、現代自動車、製鉄会社ポスコも通信業者であるＳＫテレコムも大手金融グループのＫＢや新韓金融も総じて半分が外資、主にアメリカです。つまり彼らの中身はアメリカ企業です。

　ＦＴＡ（二ヶ国間の自由貿易協定）が決まったら韓国は大変な事になると大騒ぎになりましたが、それでも決まって発効。カーク米通商代表部代表は「これにより１兆ドル規模の韓国経済が米国の労働者や企業、農業従事者、農場経営者に開かれる。また協定は主要なアジア太平洋の同盟国との経済的パートナーシップの強化につながる」と述べましたが、早い話、それはアメリカの就労者数を増やす。その分、韓国に失業者が増えるということではないでしょうか。

　施行されればアメリカから韓国に輸出される米国の工業製品の約８０％、農産物の約６７％に対する韓国の関税が発効当日から撤廃されるといいますから、安いアメリカの工業製品と農産物がどっと韓国に入るというプラス面がある反面、その分、工業製品と農産物を作っている韓国人は疲弊することになります。少なくても、韓国がどう推移するかみてからの方がいいのではないでしょうか。

ＴＰＰ慎重派の議員ら、韓国議員と会談
http://www.youtube.com/watch?v=u0Oskyc99v4

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