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一太郎

  私は小説をジャストシステム一太郎で作っています。Wordは使いません。ただ時々、不安になります。ジャストシステムATOKは今後も生き残るだろうかと。

  嘗てジャストシステムの人気は凄まじかったのですが、マイクロソフトが抱き合わせでオフィスという名でワードをセットで売り出すようになってから一太郎は疎外され始めました。職場でもWordが主流で一太郎を使っているところは少ないんじゃないでしょか。

 やっぱりOSを握られたらダメですね。蓮舫さんが、「世界一になる理由は何があるんでしょうか? 2位じゃダメなんでしょうか?」といいましたが、この人、情報化に対して無知すぎます。

http://www.youtube.com/watch?v=gCZTa_rVoVw
2011.03.08参議院予算委 片山さつきvs蓮舫

 ところで、マイクロソフトIMEを使わせたがるんですね。最近頻繁にそういうメッセージが出てきます。恐らくグーグル日本語入力が伸しているので対抗しようと考えているのでしょうね。でも私を含めたATOK一太郎ユーザーはかなりストレスを感じていると思います。

 調べていたら、こう書いてあるブログを見つけました。以下、引用させて貰います。

自宅PCをWindows 7マシンに買い換えた際、旧PC(XP)で使っていたソフトをあれこれ移し替えたのですが、新PCがどーやってもATOK2008を認識してくれず約三週間は日本語入力がかなりストレスフルでした。とにかくPCがぺらぺらの5インチフロッピーで起動していたMS-DOS時代から、日本語入力にはATOKを使い続けてきたので、Windows 7マシンでまさかATOKが認識できなくなるとは夢にも思わずかなりショックでした。新PCをセットアップしてすぐに「一太郎2008」と共にインストールし、コンパネの設定では日本語入力システムは「ATOK2008」と表示されているのにも係わらずATOKパレットがどーしても表示されずツールバーにぷかぷか浮かんでいるのはMS-IMEのみ。

その後、ジャストシステムのサポートに電話して色々とアドバイスを貰ったのにも係わらず効果なしで、OSとの問題かもしれない…ということでマイクロソフトに相談することを勧められました。ところが、MS社サポートサイトのプロダクトID入力画面で「マイクロソフトからのサポートは受けられない」という無情なお答え。おそらく、DELLパソコンと一緒に購入したOSだからであろうと推測されますが、こういう時MS社はホント冷たいです。それでは…とDELLのサポートに電話したら、2008年8月を以てソフトウェアのサポートは有償になり、単発だと一件あたり5, 000円かかるというではありませんか!(ちなみに年間契約だと14, 000円) こういう時、DELLもシビアに冷たいです。少なくとも日本市場で日本語入力を基本としたPCを販売しているのであれば、MS-IMEと共にATOKもプリインストールするという選択肢があっても良いのでは。

とりあえず、腹を立てても現実的にMS-IMEしか選べない状況は変わりません。職場でもPCにはATOKが入っているので、MS-IMEを使うのは実に十数年ぶり以上です。少しはMS-IMEもお利口になったかしら……と期待したんですが甘かった。MS-IMEの頑固な変換ぶりは健在で、ストレスたまりまくりです。しかもPCの起動画面とシャットダウン画面にだけATOKパレットが表示されているという、タチの悪い蜃気楼のような現象が、手を伸ばしても伸ばしても届かない~♪といったもどかしさと悔しさを更に煽る始末です。

ネットで検索しても、「ATOK2008はWindows 7で問題無く動作しますよ~」という検証や記事ばかりだったので、私のPCだけが異常なのか!?(でも買ったばかりでソフトもゴチャゴチャ入っていないのに…)と愕然となりました。もしかしたら現時点で最新版のATOK2009だったらいけるかも知れないと思い、月額製のATOK2009の試用版に望みをかけたのですがそれも×。2010年には出るであろうと次のATOKも試してみるつもりでおりましたが、それも駄目だったらどうしよう……

誰だって、新しいPCを買ったら数年間は使おうと思いますよね? ということは少なくとも私は5年先までMS-IMEで日本語入力するのか――!? と想像したら冗談抜きで力が抜けました。DELLの有償ソフトサポートも考えましたが、ソフトとOSの競合が原因であれば改善されるという保証は無いし、一瞬「万策尽きたら、いっそ日本語文章作成用に、こないだヨ○バシで見たATOKプリインストールマシンを別に買おうか」とさえ本気で思いましたですよ。新PC買ってから10日も経っていないっていうのに&そもそもPCを何台も置く場所すら無いっていうのに(爆)。今になって冷静に考えれば、PCをマルチブートにしてLinux対応のATOKを入れるという選択肢もあるので、あまりPCに詳しくない私がいかにパニックしていたかが伺えますね(笑えない…;)。

ともかく、もう半分あきらめかけて、イライラしながらMS-IMEで日本語入力をしていた頃、ふと思いついて「Windows 7 ATOK 使えない」とGoogleで検索かけたところ「Windows7でATOK2009を入力言語として選択する方法」という質問記事をマイクロソフトのフォーラムサイトで発見しました。

内容を読んだら、質問者の方が訴えていた症状は正にうちのPCと同じものだったので、そこに回答者の一人が書いておられた「Office 2007を一度アンインストールする」を試してみたら、それまで表示されなかったATOKツールバーがデスクトップに戻ってきました! あの時の嬉しさと安堵感は何とも言えません。回答者さんには今度何とかしてお礼を言いたいです。

<中略>私はATOKを心の底から愛しているので、次の選挙でもしも「日本市場で販売しているPCはATOKを標準装備する」というマニフェストを掲げている政党があればそこに投票するぞとさえ思いました(笑)。

 一太郎は日本社ですので便箋に書くような印象があるんですが、どうもWordだと何かが違うんですよね。 欧米式なんです。我が家は最初、表計算ロータス123でしたが、今はもう使っている人かなり少ないでしょうね。エクセルになってしまいましたから。ブラウザもネットスケープ(ネスケ)でしたが、これも今はインターネットエクスプローラIE)。何しろOSがマイクロソフトですから、そうなっていきます。しかし、それでも一太郎からWordへは移行できなかった訳です。

 同じ日本人の政党だし、民主党の中心は小沢、鳩山、渡部、岡田だから、なんて思ってOSを変えたら、すったもんだの大騒ぎをこえて起動すら危うくなりました。小沢新党なんて大した問題じゃあないかもしれませんよ。TPPが導入されたら私に言わせるとWord化します。それでいいという人もかなりいますが、あぁ、一太郎が良かったという人が根深く残ると想います。

 例えば、「私は今日、東京へ行きました」を英語なら「私は 行った 東京へ 今日」と思考する訳ですから日本人にはストレスです。TPPは最初は物流だけの問題ですが、実は母国語さえ危うくなります。日本人は日本語で考えている。それが英語脳になれと言われたら国力は目に見えて落ちます。

  嘗て、日本語が国力を落とすといわれた時がありました。アルファベットは23文字、しかし、平仮名、カタカナ、漢字にローマ字、その累計は1千倍もある。これでは英語圏に負けるというわけです。

 今、そんな事をいう人はいません。日本語は裏からでも右からでも左からでも読めます。しかもワープロソフトが和文タイプライターを凌駕しました。昔は和文タイプの級をとったら、それだけで食べていける時代がありましたが、変換機能で凌駕したわけです。関税をなくすというTPP。実はアメリカの最大の非関税障壁「日本語」が危ない過程にあると想っています。

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