ロンドン五輪
柔道女子57キロ級で待望の日本勢金メダル第1号が誕生しました。松本薫(24)さん。やったー! 初出場ですってね。
そもそもオリンピックが何故あるのかというと、戦争の代替えという側面があります。まぁこう書くと、批判を浴びると思いますが人間とは誰も勝者のDNAをもっています。虫も殺さぬ顔をして、という言い方がありますが、全ての生物は生き抜いてきた遺伝子の固まりです。三度の食事も、鶏の命、豚の命、牛の命、魚の命、野菜の命と引き替えに生き長らえています。頂きますとは、それらの命を頂きますというのが語源だとか。
人の脳は三層構造になっていて、爬虫類脳があって、次が旧哺乳類脳、次が新哺乳類脳、脳はこの三つが包むようにある。これを三位一体の説というそうです。爬虫類脳は本能、新哺乳類の脳は防衛能力、新哺乳類脳が知性、理性、知能、想像力と創造力で、ここからホモサピエンスです。
しかしその何というんでしょうね。防衛というと聞こえはいいですが、他を滅ぼしても生存しようと脳が騒ぐんですね。特に戦争です。これは一触即発になると起きる訳です。そこでオリンピックです。クーベルタンは参加することに意義があるといいましたが、これもまぁそう言わないと拙いわけで。
例えば、「適所を選んで適材になる」を「置かれた場所で咲きなさい」なんていうと、ほんのりいい気持ちになるわけです。適材適所が原形ですが、剥き出しだとリアルすぎてウケません。そういう訳で、オリンピックですが、例えば中国と韓国が躍進、アメリカが伸びないなんて聞くと、おいおい尖閣は大丈夫だべか、なんて考えますよね。サッカーでも野球でも例えばイタリアに負けてもしょうがねえなーくらいですが、韓国に大敗とか中国に逆転されると聞くと、ナンデヤネン。しっかりせいよといいたくなるわけです。つまり、オリンピックではスポーツを通して仮想戦争を繰り広げている側面があるわけです。
でも、これは人類の英知です。夏季五輪、冬季五輪がどれだけ平和に貢献しているか分かりません。メダルの数は勲章です。それで各国、それなりに工作もあるわけです。それにしても以前は考えられない事態が生まれてきているわけです。しかしまぁ、オリンピックの本来の隠された原点はそういうものではなかったのかと……
ところで暑いですね。こんなのどうでしょう。
http://www.youtube.com/watch?v=QoVySIV4bnU