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TPP交渉 参加表明の見送りを憂慮する(9月7日付・読売社説)

 政府は環太平洋経済連携協定(TPP)交渉参加をいつまで先送りするつもりなのか。政治決断を急ぐべきだ。

 野田首相は、ロシア・ウラジオストクで8日開幕するアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議でのTPP参加表明を見送る方針である。首相は昨年11月、ハワイでのAPEC首脳会議に合わせて、「TPPの交渉参加に向けて関係国との協議に入る」と述べ、米国など9か国と協議してきた。当初は、ロシアでの表明を目指したが、民主党内の一部や農業団体などが反発し、政府や党内の意見集約が進んでいない。

 TPPへの参加表明によって、自らの政権基盤が揺らぎかねないと警戒した首相は、二の足を踏んだのだろう。米議会への通告期間を考慮すると、日本が年内に交渉のテーブルに着くには、9月が表明の期限とされる。年内参加は絶望的になった。憂慮すべき事態だ。もたつく日本を追い越し、カナダとメキシコのTPP参加が決まっている。オバマ米大統領が目指す年内の交渉妥結は難しい情勢だが、参加11か国は、今月に続き12月に会合を開き、来年にかけて交渉を本格化させる見通しだ。

 このままでは、関税撤廃・引き下げや貿易・投資ルール作りなどを巡り、日本抜きで大詰めの交渉が加速する。交渉決着後の参加なら、日本に不利なルールを押しつけられても文句は言えない。人口減で国内需要が縮小する日本は、自由貿易の拡大によって、アジアの活力を取り込む必要がある。TPPをその起爆剤とするには、ルール作りの段階から関与していくことが肝要だ。

 経済界が政府を批判するのは当然である。経済連携のメリットを享受できない状況が続けば、企業は海外に生産拠点を移転し、国内の空洞化が加速するだろう。日本がTPPと併せて目指している韓国との経済連携協定(EPA)や日中韓自由貿易協定(FTA)交渉も、尖閣諸島竹島問題の影響で先行きは不透明だ。

 東南アジア諸国連合ASEAN)に日中韓、インドなどを加えた16か国による広域アジアのFTA構想も、大がかりな貿易自由化の早期実現は望めまい。日本が今、最優先すべきは、やはりTPPである。速やかに交渉に加わる積極姿勢に転じて、中韓両国を牽制(けんせい)しながら、日韓や日中韓の交渉も前進させていく。そのようなしたたかな戦略が要る。
(2012年9月7日01時50分  読売新聞)

 WBCは来年の参加が決まりましたが。選手会はノーを今年いいました。その理由は日本が70%もスポンサー料を払っているのに分担は13%でしかない。野球のワールドカップでさえ、この不平等条約です。しかも、フロントが気がつくのであれば兎も角、選手がそのことに気が付いている。フロントを民主党政府、選手を心ある一般国民と置き換えれば、そのままTPPになります。

  現在は過去にあり、私の書いた小説では
「イギリスは大英帝国といわれた。日英同盟を結んだ時、福沢諭吉は日記に『これは夢か夢にあらざるか。いや、夢にあらざるなり』と記した程、狂喜した。当時はアメリカは大した国じゃあなかった。何と言ってもイギリスだった。今の日本人はピンと来ないけどね」
「確かにイギリスは戦勝国の連合国なのに凋落が激しすぎる感じ」
「諸説あるけど、イギリスは一番植民地をもったけど、気位が高く。黄色人種を猿のように扱った。会田雄次によれば、捕虜になった日本兵が、清掃の為に女性宿舎に入るのにノックは無用。女達は丸裸で前を隠そうともしなかったというんだ。そういう植民地国が第二次大戦後、次々に独立した。それは黄色の日本が頑張ってくれたからだという評価が根強くある。つまりイギリスは恨まれた。男児は歴史を背負う。スペインもそうだがイギリスも正義がなかった」
「すると日本男児が草食系なのもそのせいだと?」
「そうだと思うね。だから中国、韓国が日本を七〇年もいたぶるのは彼らの国策、
プロパガンダとしては理に適っている。深刻なのは『そうだ。その通りだ』と日本の教育中枢が彼らと同じ歩調である事だ。それが日本を多いに壊している。因果応報、歴史は繰り返すというが、井伊直弼が結んだハリス条約は日本に関税自主権のない不平等条約だった。これに地方の下級武士が尊皇攘夷で総決起して討幕後、明治政府を作り一八九四年日清戦争に勝利、遼東半島が割譲される事になったが黄色が西洋白人の真似をするなと、一八九五年フランス、ドイツ帝国ロシア帝国の三国が日本に遼東半島を手放せと迫った」
「三国干渉ですね」
「そう、日本は三国を敵にして闘う力はないから屈した。フランス、ドイツ帝国も憎いが日本にとってロシアは江戸末期からの宿敵で、当時から樺太、千島、あわよくば北海道まで手に入れようとしていた。大英帝国も又、ロシアの台頭を気にしていた。一九一七年マルクスレーニン主義で彼らはロマノフ王朝を壊した。イギリスも日本も島国で、巨大な熊と言われたロシアが眼の上のたんこぶになってきた。一九〇二年日本とイギリスは日英同盟を締結し日本は皇室国家、イギリスは王朝国家だから、これでロシアに対抗した。別の言い方をすれば共産主義革命の防共協定ともいえた。ロシアの東を日本が西をイギリスが抑えれば双方に利益が生じるとみた。一九〇四年日露戦争で勝利して、それで漸く不平等条約を解消出来た。井伊直弼が交わした日米修好通商条約から一九一一年外務大臣小村寿太郎の交わした日米新通商航海条約で、やっと日本は関税自主権を勝ち取った。だがそこから百年後、突然にTPPが出てきた。命懸けで取り返した関税自主権を今度は国挙げて賛成している。吉田松陰、龍馬、高杉晋作の死を無駄にしようとしているんだ」大石の眉間が曇った。大石のグラスに真澄はワインを注いだ。大石がグラスをとると琥珀色の液体を手で揺らした。その目は寂しそうだった。

 アメリカ人は日本人を黄色い猿といい、それは韓国人にまで言われています。一斉を風靡した映画「猿の惑星」あの猿軍団は日本人を想定しています。アングロサクソンは、インディアンを絶滅危惧種にするほど根絶やしにしました。その親戚くらいにみていたから日本に原爆を二つも墜とせたわけです。

 1945年5月7日ドイツ降伏で、原爆は出来ていなかった事になっていますが8/6にウラン型が一基、その三日後長崎にプルトニウム型です。出来るときはできるんですね。二つもできました。TPPを諸手を挙げて賛成していると言うことを幕末の志士がしったら、こいつらが俺たちの末裔か、猿の惑星の猿の方が余程いいというかも知れません。大新聞にきくより、歴史にこそ聞けという事です。

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