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マインドコントロール

お笑いコンビ「オセロ」の中島さんや尼崎の事件で再び話題になっている「マインドコントロール」。

よくセットで出てくる言葉が「洗脳」ですが、洗脳とは中国共産党朝鮮戦争時、捕虜米兵に対して民主主義から共産主義に改宗させる行為を「洗脳」といった事から英語ではブレーン・ウオッシュといいます。洗脳は、より実質的な意味で価値観や記憶すら改竄する事を指し「別人にしてしまう」事を指します。マインドコントロールはその時だけだから主体性を失う事はありません。でもブレーン・ウオッシュ(洗脳)は人格破壊だから殺人行為でもある訳です。

話は戻って、マインドコントロールは情報を支配する事がポイントになってきます。どれだけ情報を支配されていたのか。オウムで死刑になった人たちと同じ画面にでていた上祐という人が「たかじんのそこまでいって委員会」に出ていました。事件とオウムは関係ないと豪語していた人です。この間の出演の際にはオウムが殺人をしている事は知っていた。知っていたが故に護ろうと思って関係ないと言っていたという主旨の発言をしましたが、この人は本来なら死刑判決を下された人たちと同じ立場にいた人です。ロシアに行っていた期間もありますからね。情報がコントロールされていたとは思えない。マインドコントロールされていたとは思えないと、その後のコーナーで出てきた心理学の先生の人も言っていました。

それにしても、マインドコントロールと聞くと、超能力と同じでちょっと俄には信じがたいという人もいると思います。冷戦時代、米ソが争っていた時、催眠やマインドコントロールでスパイに仕立て上げられないかという実験がされていました。ウルフ・メシングという人物はポーランドユダヤ人で強く念じると相手が容易に催眠状態に陥り、思うままの幻を見せる事が出来たそうです。

そこに目をつけたソ連スターリンは特別許可証を持たない者が近づく事の出来ないスターリンの別荘に入ってくるように言いました。ウルフ・メシングは守衛達に自らを秘密警察長官であると錯覚させスターリンの執務室まで侵入する事に成功し、スターリンも驚き認めたというエピソードがあるそうです。

ディスカバリーch  心理トリックの世界

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