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北ミサイル、10日から予告期間 米イージス艦黄海へ 日米韓で10隻態勢
産経新聞 12月9日(日)7時55分配信

 北朝鮮の「人工衛星」と称する長距離弾道ミサイル発射予告期間入りを10日に控え、米軍が黄海イージス艦を展開させると日本側に伝えてきたことが8日、分かった。米海軍は少なくとも4隻のイージス艦、ミサイル観測艦1隻を周辺海域に展開。海上自衛隊の3隻、韓国の2隻を加え日米韓の10隻態勢でミサイルの探知や迎撃に当たる。米国は、北朝鮮が米本土を射程に入れる大陸間弾道ミサイルICBM)を手にすることを警戒し、最新データの収集に全力を挙げる。

 日本政府高官によると、米側はイージス艦1隻を発射基地に最も近い黄海に展開させると伝達。黄海には韓国海軍もイージス艦2隻を配置する見通しで、さらに1隻の追加もあり得る。海自は今回も黄海へのイージス艦派遣を見送ったため、今年4月と同様に、発射直後に落下するケースでは米韓のイージス艦の情報に頼らざるを得ない。

 米NBCテレビ(電子版)によると、米海軍は高性能レーダーと海上配備型迎撃ミサイル(SM3)を搭載する「ベンフォード」「フィッツジェラルド」を配備済み。「シャイロー」「ジョン・S・マケイン」も追加派遣する。さらに、ミサイル観測艦「オブザベーション・アイランド」も展開。弾道や性能を分析するミサイル監視機RC135S(コブラボール)を米本土から嘉手納基地(沖縄県)に2機移した。

 ロックリア米太平洋軍司令官は「同盟国を安心させ、グアムやマリアナ諸島などの領土を守る任務がある」と強調した。

 一方、海自はSM3搭載のイージス艦を沖縄近海に2隻、日本海に1隻を配置。航空自衛隊も8日、地対空誘導弾パトリオット(PAC3)について、ミサイルの飛行コースに近い沖縄県と、首都圏の計7カ所で配備を完了。報告を受けた森本敏防衛相は「高い緊張度で、いかなる状況にも適切に対応できるよう努めてほしい」と述べた。

 米国のオバマ政権が日韓と連携し、これほどの警戒・監視態勢を取っているのは、今回のミサイル発射で飛行データを収集することが、北朝鮮ICBM開発状況を分析する上で重要な要素となるためだ。

 米本土に到達するには、約1万キロの射程が必要となるが、2009年4月のミサイル発射実験では約3千キロ以上を飛行したとみられている。ICBMの完成には、大気圏再突入時の熱対策など技術的な課題が多いとされるが、米政府内には北朝鮮が15年までに完成させるとの見方もある。

 ミサイル技術の拡散も懸念材料だ。米UPI通信は7日、複数の欧米の外交官の話として、イランのミサイル技術者や軍関係者が今年4月と同様、北朝鮮のミサイル発射実験に立ち会う予定だと報じた。両国が射程1万キロのICBMを完成させれば、イランが米東海岸を射程に入れることになり、今回の実験結果によっては、米国内でミサイル防衛(MD)の議論が加速する可能性もある。(半沢尚久、ワシントン 犬塚陽介)

【用語解説】イージス艦

 ミサイルなどの目標の探知・識別・誘導といった複合的な対処機能が自動化された最新防空システム「イージスシステム」を搭載する艦艇。米海軍が開発した。海上配備型迎撃ミサイル(SM3)が搭載された海上自衛隊イージス艦は、大気圏外のミサイルを捕捉、迎撃する能力を持つ。

昨日は地震対策でしたが、今日からは北朝鮮対策です。22日までの間に発射するとか何とか言っていますが、12/15が選挙ですからね。民主党劣勢は明かで藤村官房長官も「さっさと月曜日(10日)に上げてくれるといいんですけど」と本音がポロリ。安倍さんが批判していました。

一方で朝鮮中央通信は発射延期を検討していると報道し、何かトラブルが起きたのではないかとも見られています。政府は発射探知後30分以内に会見するとか言っていますが、発射させている時点で嘗められていると思うんですけどね。そこら辺も含めて、今度の選挙の焦点になってきそうです。

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