政策金融決定会合
物価目標導入決定へ 日銀が政策金融決定会合
2013.1.21 20:24
日銀の金融政策決定会合が21日、2日間の日程で始まった。初日は経済と物価の現状と先行きについて点検。22日は、安倍晋三首相が求める「2%の物価目標」の導入や昨年12月の前回会合に続く追加金融緩和を決める見通し。また、政府との政策連携強化に向けた共同文書の内容も決定する方向だ。
日銀は昨年2月に設けた「中長期的な物価安定のめど」で「当面1%」の物価上昇を目指してきた。会合では、これを「物価目標」に変更し、目標水準を「2%」に引き上げる方向だ。さらに、国債などを買い入れる基金枠の10兆円拡大を軸に、9年8カ月ぶりの2会合連続の緩和に踏み切り、デフレ脱却への姿勢を明確に示す方針。
一方、日銀は21日、22日の会合の開始を通常より1時間早い午前8時とする、と発表した。理由は「議事運営上の必要」としている。
インフレターゲット2%とデフレ脱却は織り込み済み。あとは「資産買い入れ基金の無制限」、「超過準備の付利撤廃」などに踏み切るかどうかがポイントになっています。
大体、日銀の政策発表というのはお昼頃が通例ですが、時間が延びるとポジティブサプライズになる可能性が高くなるのが経験則です。数日前には麻生さんと会談したり、今日の会議も9時から8時に繰り上げたり、3:30に白川日銀総裁の会見が予定されていたりと通常より期待感は強まっています。
白川日銀総裁の任期も4月迄ですので今回踏み込まなかったとしても次は安倍首相の意向を汲む人が後釜になるであろう事は既定路線ですから、そんなに失望感は出ないかも知れませんね。