藤原の効果
日曜日に嵐が来て台風一過で晴れの日が続くかと思いきや、曇が続いて再び台風が近づいてくるようです。台風上陸があまりに多いので台風について調べてみました。
史上最多の台風発生数は1967年の39個。2000年台に入ってからは2004年の29個が最多だそうです。そして最多上陸数は2004年の10回。そういえば、何となく2004年の気候と似ているような気がするんですよね。夏の猛暑、秋になっても太陽光が突き刺すような暑さが続き、異常な台風上陸数。
その原因は例年よりも太平洋高気圧の位置が北に位置している為、高気圧の縁を辿る台風がドンピシャで本州を縦断するコースをとりがちだったことなどが挙げられているそうです。
さて、台風27号と28号が接近かと言われています。こうなると「藤原の効果」で動きが更に複雑になり予測が困難になるそうです。戦前、当時の中央気象台長だった藤原咲平氏が提唱した「2つ以上の台風が接近して存在する場合に、台風がそれらの中間のある点のまわりで相対的に低気圧性の回転運動をする」というもので、2つのパターンが考えられます。
2つの台風が同じくらいの大きさだった場合には一定の距離までは近づこうとするものの、それ以上近づくことは出来ず、2つの台風を結んだ点を中心に、2つの台風が反時計回りに動き、進路が複雑な動きをする。或いは2つの台風の勢力がまったく違う場合には勢力の小さい方の台風が大きい方の台風に吸い寄せられ吸収されることがあるといいます。
問題は今回はどっちなのかという事ですが、どうも前者のパターンのようです。よって警報が出ていないから大丈夫という考えは禁物という事ですね。
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