韓国とTPP
韓国政府は29日にTPP交渉への事実上参加の意思を明らかにしたようです。
TPPとは形を変えたアメリカからの対日要求と日本でのビジネスチャンスを広げるための構造改革です。ちなみに構造改革という言葉は英語のストラクチャーの翻訳で元々は日本語になかった言葉でした。日本の制度を自分達にとって都合の良いものにかえる事で利益を得たい訳ですね。
しかし、いきなりこの制度は変えろというと、流石に反発が起きる。そこでアメリカは多数派工作を仕掛ける。それがグローバルスタンダードという名を冠したアメリカスタンダードの押しつけだったり、日本に話を持ち掛けて首を縦に振らないと今度はイギリスに話を持っていって、さっさと合意してしまう。英米が組んでしまえば日本だけが背をそむけるわけにはいかないという状況をつくって外堀を埋めてしまう。
日本の常識で言えば損害賠償の金額は被害をこうむった額は100億円なら100億円ですが、アメリカでは本来得られたはずの利益まで含めて要求してくる。ここがアメリカの訴訟で天文学的な額になる原因です。法律には大陸法と英米法があって、日本はドイツやフランスの大陸法です。日本の裁判の常識は通用しません。
日本政府がアメリカの企業から訴えられたとき、英米法で百戦錬磨のアメリカ相手に太刀打ちする事が出来るのか。