疑惑
第17回アジア競技大会のボクシング競技でインドの女子選手が判定に抗議して銅メダルを拒否したばかりです。2日に行われた男子ボクシングの試合で新たな疑惑が浮上し、出場国の関係者が、「地元選手に有利な判定だ」と批判しています。
具体的にはライトフライ級の準決勝に出場したフィリピンのマーク・アンソニー・バリガ(Mark Anthony Barriga)は、対戦した韓国のシン・ジョンフン( Shin Jong-Hun)の顔にひどいあざができるほどの強烈なパンチを浴びせ、試合終了後には勝利を確信して喜んだのですが、軍配は韓国選手に上がりました。
これについてフィリピン・ボクシング協会のリッキー・ヴァルガス会長は「韓国の選手に勝つことがとても難しいというのは事実だ。この国では、地元選手への有利な判定が一般的になっている」と語っている訳です。
これで気になるのはピョンチャン五輪です。五輪が平等かつ公正であるという幻想はロンドン五輪の時に崩壊しました。どうやったって開催国が有利です。それでいくと、ロンドンの比ではないような事になるかもしれません。特にフィギュアスケートが心配です。