米中間選挙
リーマンショック時に救世主のように期待されたアメリカ初の有色人種バラク・オバマ大統領。当初こそ暗殺の危険なども言われましたが、普通に任期が終わろうとしています。
残り2年間の任期を左右する米中間選挙が投開票され、最後の週末となった1日、大統領はミシガン州で開かれた与党・民主党の会合で演説し、党の支持者約6000人を前に「切迫感を持ってほしい。私は票を必要としている。ほぼ全ての経済指標が改善したが、すべき仕事はまだ残っている。共和党は愛国者ではあるが、悪い考えを持っている。最悪の考えは中間層を傷つける経済理論だ」と語りました。
下院は既に共和党の過半数維持が確実視されており、上院で民主党が過半数を守りきれるかどうかが最大の焦点。接戦となっているアイオワ、コロラド、ジョージアなど約10州で、過半数ラインをめぐる両党の激しい攻防が続いているそうです。
大統領は一期が勝負で二期も半分を過ぎるとレームダックlame duck(脚に傷をおった鴨の意⇒任期終了を間近に控え,政治的影響力を失った大統領や首相を比喩)になります。イスラム国への介入も伸び伸びで適切だったとはいえず、共和党に軍配があがるかもしれません。