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自民党の高村正彦副総裁はイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」に殺害されたとみられるジャーナリストの後藤健二さんについて「日本政府の3度の警告にも関わらず支配地域に入った。どんなに優しくて使命感が高かったとしても、真の勇気でなく『蛮勇』というべきものだった」と述べました。
後藤さんがシリア入国前に「自己責任」などと語っていたことに関し「個人で責任を取りえないようなことにもなる」と指摘。政府が退避勧告などを出している地域に取材目的でも入らないよう改めて求めました。
自己責任論と政府が邦人が他国に身柄を拘束されたら救出に全力を尽くさなければならない事と、取り敢えず別にして考えると警告があったにも関わらず危険な地域に行ったという事は最悪の場合、死んでしまう。身近な例だと河原にいて大雨洪水警報がでる。それでも避難しないで死んでしまう人がいる訳ですが、それはそうなっても行政に責任転嫁をする事は出来ません。
政府が全力を尽くしたかとか、そもそも全力の内に武力が入っていない時点で非常に心許ない状態である事は兎も角、助けたくても助けられない場合は災害救助の場合だってそうです。相手は話が通じない訳ですし、一個人や一企業で危険地帯と分かっている上で行く事は蛮勇なのかもしれません。