直感と閃き
昨日のNY株 17477(+69)
以前読んだ羽生善治氏と脳科学者池谷祐二氏の対談本の中で直感と閃きの違いを語っていた。直感と閃きというと似たように感じるが実はまったく違うものだという。
直感と閃きは両方とも人間の「勘」である。そしてその勘には説明出来るものと説明できないものに大別出来る。
結論からいうと説明出来る勘が「閃き」であり説明出来ない勘が「直感」である。
「閃き」は脳の中にある大脳皮質によって生まれるとされていて、論理的思考の組立で新たな発見が生じる。つまり、今まではダメだったけどここを変えれば上手くいくんだよ。と他人に筋道通りを立てて理路整然と説明することが可能なのだ。
「直感」は基底核と呼ばれる脳の部分が使われていて、今までその人が培ってきた経験からパッと答えだけが生み出される。だから直感には思考のプロレスが見られない。正確にいうと余りにも早すぎる思考に人間が認識出来ていないという。
直感は後天的に養われるもので閃きは先天的なものである。ともいえるかもしれない。