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選挙に行っても何も変わらない。いや行くと変わるものがある。

 この文章を書いている今の時間は7時30分である
 今日の夜、東京都の首長が決まる。日本のGDPはざっと500兆、東京都の予算は13兆でハンガリークウェート並みのGDP、その首長が今日決まる。
「あなたの一票がそれを決める。だから選挙にいってほしい」などと私はいわない。ただ脳を活性化する為には行った方がいいという話をする。
 菊正宗のCM三本をみて考えてみる。いっておくと私は菊正宗どころか酒を飲まない、よって菊正宗の回し者ではない。

♪「やっぱり 俺は 菊正宗と」歌っている。ここで女歌手に「俺」といわせている。男はしみじみする。そして女、公認、具体的には妻公認の印象を与える。
次に


これは素人、だが、プロがやると下記になる。

「美味いものを見ると、菊正宗が欲しくなる。辛口の菊正宗を飲むと又、美味い物が食いたくなる」……だがこのCMは禁止になった。
   CMは宣伝である。だがCMとして絶品完璧すぎるので放送禁止になったのである。
 素人よりもプロの男の声は台詞を際立てさせる。商品名は菊正宗だが態と俺の酒をアピールするために菊雅としている。又、無限ループという手法が入っていて、終わりがないということはCMをみている視聴者がその後を考えるようになっている。そう、それはもう当然菊正宗を飲みながらである。つまりやめられない。とまらないというわけ。
  本来、選挙はあの人にもいれたい。この人にも入れたいがあるのは一票だけ「弱ったなぁ」というのが理想である。だがその前回は猪瀬に裏切られ、前回は舛添に裏切られた。だからそうあって欲しいところだが今回もまた消去法だろう。当初は鳥越がトップと思われたが女性スキャンダル、もしかするとアルツハイマーかもと人気が落ちて浮上したのは小池女史だった。前にも書いたように大阪府知事に女がなったのも反動だった。
① ダメ男二人の反動で女性でもいいと思っているところに鳥越の到底捏造とは思えないいえない女性スキャンダル。
②  都連が自民党員は元より親戚でも小池を応援したら除名するという文書を出したこと。おいここは北朝鮮か、それとも中国か、いや中国には選挙がないぞとなり反都連となった。
③ 石原伸晃氏の「小池氏は自民党ではないという発言」自民党という組織が一人の女を寄って集って叩くという虐めの構造。当然有権者には小池女史への判官贔屓が起きてくる。
 選ぶのは東京都民、都民は江戸、八百八町の孫の孫、その資質は江戸っ子、江戸っ子は『義を見てせざるは勇無きなり』判官贔屓という気っぷの良さである。都連の虐めと見た人は小池女史に動く可能性がある。こう書くと私のも菊正宗パート2みたいだが、これは私の主観である。何を言いたいのか。
  今回は「選挙に行ったても何も変わらない。いや行くと変わるものがある」である。それは二つある。一つは「組織は長で決まる」
 大東亜戦争のとき1億国民が総力をもって日本丸を暗礁に乗せてしまった。無能な当時の指導者がドイツ、イタリアの覇道を真似た。そもそも西洋の主義と主義の戦争に東洋の道たる日本がドイツ、イタリアと組みする必然性がなかった。
 本来、大衆は"零(ゼロ)"のような存在でゼロは幾つ集まってゼロである。しかし天辺に座る人物の器量で百が千にも万にもなる。それが実力なき者が座れば-100万にもなる。その実例は枚挙に暇がない。織田信長のような傑物が表れるとその部下は信長に感化され、信長と同じように大きな力を発揮するようになる。あのフランスのナポレオンにしても然り、彼が指揮を取って号令を下せば部下は皆ナポレオンと同様に偉大な精神力を発するようになる。故にナポレオンの軍隊が攻めて来ると聞いただけで敵は皆浮き足だってナポレオンは無敵の進撃を続けた。また日清・日露戦争をみても当時、人口3000万の日本が、皇室を中心にして国民が日本精神一本で結束していたから人口6億の支那を破り、3億のロシアさえ負かしてしまった。またそれとは逆に統制のないときの群集は、実に儚く無力なものである。嘗て今川義元が10倍の兵をもって織田信長を攻めた時、信長にとっては天与ともいうべき雷を伴った豪雨が降って来た。
 信長はその好機を逸せず、腕っ節の強い僅かな手兵を引き連れて今川軍の本陣を奇襲した。そして義元の首を刎(は)ねると今川軍は大将を失って烏合の衆と化し蜘蛛の子を散らすように敗走してしまった。通常なら敗北必至の戦がたった一人の人物によってひっくり返ったのである。
 
 選挙に行かないで選挙速報を見る人と選挙に行って見る人は脳の活性化が違う。投票すると当選したかしなかったか気になる。するとそれが基準になって全体が見えてくる。つまり当事者として見るから脳が活性化する。人生は無限ではなく極めて有限である。それを無責任に為せば成るという。しかしクラスで一番になるのも大変だ。それが日本で一番、世界で一位になるのは奇蹟、それを為せば成るというのは無理筋である。特にアスリートは挫折するとかなりのハンデを背負う。つまり世間でいうところの似非理想、菊正宗を飲んで幸せになった人より、アル中患者予備軍、或いはアル中になった人のが多い。だから完璧なCMが放送禁止となった。
 猪瀬も悪い。舛添も悪いと決め付けると自分は正しかったということになる。正しければ間違えるはずがないと無限ループで考えていると気がつくことがある。
  アホ菅も鳩ぽっぽも小沢の気持ちが一番の人も安倍首相を非難している。彼らは自分は正しいという大前提で世界は俺を中心に回っているという珍念、じゃなかった信念である。 間違えたかと考える人はバージョンアップする。鳩さん、菅様、小沢様、ああ岡田様々、彼らは顔を合わせてもシカトする仲だろう。清き一票なんて大嘘だ。
「考え抜いた一票こそ誠意ある一票である」ということで大言壮語とする。


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