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少子化問題は世代問題なのだ。

 大東亜戦争を世代別と男女で分けると大正世代の男が圧倒的に死んだ。310万の死者の内、7割の200万人死んだ。クラスメートでいえばクラスの4分の1が戦死した。戦争で持っていかれたのは男だから結果、大正世代の男が死んだ。
 生物の本能というべきか、日本人は同胞を5%、310万も失った民族の本能で結婚ラッシュがおきた。そういうとクリスマスイブはペアでというロマンスではない。最早、切実な生きるため、万葉集でいえば背の君よというように生きる糧であった。
 だって当時は洗濯機、冷蔵庫、テレビ、家庭電話、インスタントラーメンもない。今の女性は外さん。だが当時は奥さんというが如く家庭にいて炊事、洗濯、家の事は全て女性の肉体労働で、ご飯は七輪に新聞紙と薪をいれ、経済的余裕があると墨をいれて、内輪で仰いで火を起こした。石油ストーブもない。電気ごたつもないから墨で起こした火鉢、炬燵、これもかなりの肉体労働だった。
 合同コンパもない。そもそも男女が落ち合う場所も中々なく喫茶店ぐらいだった。この辺にするが要するに恋愛ではなく即結婚だった。そして子供が生まれた。戦争が終わったのが1945年、そこから十月十日だから翌々年の1947から1949に子供が沢山生まれた。これが後にいう第一次ベビーブームで他の言い方をすれば全共闘世代が産まれたわけで年間に270万生まれた。
 そして生まれた彼らの中の彼女たちが24歳になって第二次ベビーブームが1971から1974、このときは毎年 200万人以上生まれた。それが今年100万割れになるらしい。つまり二桁台入りでピークの3分の1。少子化対策だ。女性の活躍できる社会というこの二つはもう20年も聞いているが一向に成果が出ない。それは当然だ。女性の活躍できる社会というから女性も大学にいく。つまり19、20、21、22という女性の出産適齢期を逃している。しかも大学にいくと国立で500万、私学だと倍の1000万総額でかかる。
 であればOLになったら先ずその損失を埋めなければならない。毎年50万貯めて10年で500万で32歳になってしまう。これが少子化の最大である。第一次のときは男女ともに低学歴、第二次のときは大半の女子は高校を卒業して社会人になった。それが今は男女とも大学にいく。大学の数は国立が86、公立88、私学が601合計775もある。
 大学に入る全体のパイが縮小して下がっているから潰したくない大学は中国人、韓国人に門戸を開き、しかも数年後反日になる外国人(中国、韓国人学生に)一人300万も支援している。処が肝腎の将来の日本を支える学生は金がないなら貸します。といって金利付きの奨学金を300万融資する。
 しかし中国人はセッセと地下バンクにそれを預金する。今、中国人学生は94000人×300万=2820億、中国地下銀行はこの金で日本の国土を買っているという。実に日本の国とは優しい国である。処が中国には優しいというニュアンスの言葉がないという。な~るほどね。

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