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銀行が、新聞が倒産の時代

 本来、銀行行員の大半は店頭に来た客をテラー係が対応し、預金の場合は金を受け取り、通帳に預金として受け入れその通帳を顧客に渡すし、顧客はそれを確認する。払い出しは通帳に3万円支出として通帳と3万円の現金を赤い皿のようなカルトンに置いて渡す。最後に「有難う御座いました」といって終わる。

 テラー係、普通預金係では払い出しの印鑑照合で最低でも3人が携わった。だが現在はスマホ決済で振り込みもできるから3人ではなく5人も不要になってきた。それで三大メガバンクの場合、三菱UFJが4万行員の内6千人削減、三井住友が6、8万の内4千削減、みずほが5.4万人だが1.9万人削減、併せて29000人が削減されるという。
 
 新聞は10年前の2007年には5200万の顧客があったが2017年には4200万部で1000万、毎年100万ずつ減少した計算になる。東京都民1300万、4人家族として325万世帯で新聞をやめても325万減だから1000万減は凄まじい。
 この二つ要因はスマホで銀行へ行かずに預金も払い出しもできる。ニュースもスマホで事足りる。専門家でなければその程度の情報で良い。新聞はどんなに早くとも記事にするまで5時間はずれる。スマホならせいぜい10分だ。思想で時代は変わらないが、スマホ一台が大きく時代を変えている。

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