29年前
29年前、1990の「朝生」をみた。まだ大島渚、野坂昭如、小田実が健在だった。バブルが崩壊するのは翌年1991だからこの頃から日本は低迷していく、元号は平成2年でようやく平成になれだした頃でもあった。つまり日本はつかの間のよき時代で左翼の大島渚、野坂昭如、小田実らはこの先戦争はないということを、今の景気は常態化、恒常的になると決めていた。これに対し自民党側は戦争はないかも知れないが国防は国の一丁目一番地、よって日米安保の強化と憲法改正を語るのだが、イマイチ迫力がないのはそうした理由かある。
私の興味は30年後の今日を誰が言い当てていたかであったが、結論は誰もいい当ててていなかった。ワイドショーのコメンテーター達は日本が戦争に巻き込まれることを全く想定していない。どうせ当たらない未来予測より過去をつくづく、丁寧に歴史はただ繰り返すことを知るべきである。
朝まで生テレビ1990年06月30日 3/5