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貧乏の美学②

竹下登は消費税率を上げていって所得税をゼロに、そして法人税もゼロにしようと考えた。それは大変な間違いである。消費税は3も5も8もずっとすったもんだの歴史である。これは税制として欠陥があることを証明している。
 江戸時代、
鼠小僧次郎吉は豪商から金を盗むと大判小判を貧乏長屋にばらまいた。庶民は次郎吉を義賊と讃え、金持ちから金品を盗んで貧乏人に分け与える盗賊を尊敬した。これが日本の美学である。そもそも経済評論家の中に消費税は平等で公平と言っているものがいるが全く無知である。
 例えば2000万円のフェラーリを買うような金持ちは消費税が200万円かかるなどとは考えない。庶民は中古の軽自動車80万の消費税8万を考えて二の足を踏むのである。8から10はたかだか2%だから大丈夫といって5から8の過ちを繰り返す。経済学者、財務官僚は、総入れ替えしなくてはならない。何度間違えても給料が下がらないから繰り返す、商売は消費税の上がった分、価格に転化してまたしても物が売れなくなる。これだけで消費税が平等で公平でないことを証明している。

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