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『恋空』に思うこと②

大平光代さんは中学でイジメに遭いました。(08/5/3 徹子の部屋 ゲスト:大平光代さんをみてに詳細)そこから非行に走り、極道の妻となり、水商売をしていた時に父親と付き合いがあった小父さんと再会します。そして「そんなことをしていてはいけない」と諭され、一念発起して宅地建物取引主任・司法書士・司法試験に合格しました。

しかし、大平さんの学力は中学中退レベルでしたので、まず、受験資格をとるところから始まりました。(殆どの資格試験は高卒か、中型・大型資格になると大卒の資格が必要になります)大平さんは中学の学力もままならないのに、それを殆ど独学で克服して行きます。

大平さんの本を読んで、私は到底、自分には出来ない。逆立ちしても何をしても出来ない偉業を成し遂げた人だと思いました。自分より遙かに恵まれない環境から這い上がった人がいるのだと、今でも愛読書になっています。

高校で妊娠・流産。一体、どこで勉強をしたのでしょうか?
何も死に物狂いで勉強しろというのではありませんが、学費は親持ちです。当然、親は子供が妊娠して流産する為に学費を出した訳ではありません。

人は本来弱い者だと思っています。映像メディアに看過されます。(08/6/10 意識の下の映像に詳細)恋空を見た視聴者に高校生が多くいます。全部が全部ではありませんが、中には必ず「あぁ、こういう生き方もあるんだ」と思う人がいます。それが第二、第三、どころか映像化によって数千人単位の「恋空」の呼び水になる可能性があります。
そして、その人達が同じ様な事を経験した結果、「それなら小説でも書くか」ということになっても、結局「恋空」なので「あぁ、それなら既に知っている」ということになり、二匹目のドジョウは掴めない事になるだろうと思います。

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