天変地異は世の乱れ②
共産主義と言えばロシアと中国の西洋と東洋の大国です。
しかし中国は経済は最早民主主義を求めているのが現状です。政治が経済を押さえられない様な状況になってきています。更に都市部と農村の貧富の差が激しく、都市部の人間の利益の為に農村にダムが作られ、村人の生活を逼迫させています。
更に四川大地震や大雨が中国を襲いました。
マグニチュード8、1995年の阪神・淡路大震災を招いた断層は長さ40~50kmとみられることから今回の断層は長さで2倍以上、地震のエネルギーは約20倍に相当するそうです。地震によって道路や電力・水道・通信などライフラインが寸断され四川大地震の死者は6万9197人、負傷者は37万4176人に上り、1万8222人がなおも行方不明。家屋の倒壊は21万6千棟、損壊家屋は415万棟という大打撃を受けました。更にダムに亀裂が入り住民が避難しています。
これを元の形に復興させていかなければならないのですから中国は大きな問題を抱えていると思います。
ロシアも今経済が上向きで5年間でGDPが3倍になったようですが、それは天然ガスなどの減量資源価格の高騰に寄るものです。現にロシアの輸出品の60%は石油と天然ガスが占めています。その結果、急速に輸入国からの資金が手に入った訳ですが、経済の過熱傾向が表面化している事と、それに対する対策が不十分であることを懸念されています。実際経済の伴った好景気とは思えず、好景気に踊らされ足下が安定していない印象を受けます。
つまり共産主義を採用している2大国でさえ、この有り様なのですから、日本が共産主義化したら更に経済は低迷するというのが私の考えです。