保管

保管場所

リーマンショック

今週は連休明けから波瀾の相場展開となりました。原因は言わずもがな、リーマンブラザーズの経営破綻です。

何事も因・縁・果の法則で、その時は良いのか悪いのか分かりません。分かるのは何事も、それ以降です。前FRB議長のグリーンスパンは100年に一度の金融危機と言いました。

<リ-マン・ブラザーズ ショック>
リーマンと言えばライブドアホリエモンが日本放送買収の際に800億資金を提供。担保は何であったのか。それはLBO⇒Leveraged BuyOut買収先の資産などを担保に資金を借り付ける方法でした。つまり日本放送はフジテレビの親会社ですが、子供のフジテレビの方が大きくて有名です。ライブドアを信用したのではなくフジテレビの企業を担保とした訳です。

これは融資理論を崩壊させた、こじつけ理論です。簡単に言えば、あくどいビジネスモデルでリーマンの経営破綻は悪因悪果の結果だと言えます。そのリーマンの負債総額は64兆円という史上最大。世界の株価を下げました。その結果、下がって欲しかった原油が急落したのに上海は去年の最高値の3分の1以下になり、日本は今年最安値更新しました。

昨日の米国市場は急騰しましたが、原因は空売り規制という米国が嘗て「アンフェア」と評した禁じ手を出したからでした。嘗て小泉さんは不況下で、「米百俵内閣、痛みに耐えてくれ」といったから堪りません。ヘッジファンド空売りをして
日本の株価を下げ目標まで下げたら、更にコンピューターが更に売り注文を出すという事で更に下げる。こんな事は米国本国では出来ないが、日本だったら良いと言うことでヘッジファンドは敢行していました。

それで政府が、そうした空売りに規制を掛けたら米国はアンフェアだと言いました。しかし 今回の米国が取った空売り規制は、貸株を与えないという強制的かつ絶対的な手法ですから更にアンフェアです。結局、小泉・竹中ラインの新自由主義の因・縁・果の結果ではないでしょうか。何事も善因は善果、悪因は悪果となって現れます。

1991年にソ連が崩壊。つまり冷戦後、米国一国覇権主義の結果、日本がバブル崩壊の時は、どこの国も助けるどころか日本を売りまくりましたが、世界のドル印刷工場の国の崩壊では、ドルを支える為に世界がドルを買いに行っています。

しかし金融の裏付けは信用です。喫緊は兎も角、その後の因・縁・果の結果待ちです。

この記事を読んで良かったと思った方はランキングに投票して下さると嬉しいです。