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その時歴史が動いた キング牧師②

1963年、非暴力による抵抗デモ行進全米メディアが注目され、警官が黒人青年の胸ぐらを掴み、警察犬に襲わせているという残忍な行為が全米中に公開されました。

「見せかけの民主主義。ソビエトこれが民主国家の成れのはて」とも言われます。しかし黒人達は運動を辞めず、ウイー・シャル・オーバー・カム(私達は打ち勝つ)という歌を歌い続けました。

1968年、キング牧師、享年39歳白人の凶弾によって倒れます。この日はキングスデーと呼ばれ祝日となりました。

キング牧師、最後の演説です。

"I have a dream" (和訳)
私には夢がある。
いつの日にか、ジョージアの赤土の丘の上で、かつて奴隷であった者たちの子孫と、かつて奴隷主であった者たちの子孫が、兄弟として同じテーブルに向かい腰掛ける時がくるという夢が。

私には夢がある。いつの日にか、私の4人の幼い子供たちが肌の色によってではなく、人となりそのものによって評価される国に住む時が来るという夢が。私の父が死んだ土地で、メイフラワーの清教徒達が誇りとした土地で、すべての山々から自由の鐘を鳴らそうではないか。もしアメリカが偉大な国であるのなら、これは実現されなければならない。

ニューハンプシャーの豊穣な丘の上から、自由の鐘を鳴らそうではないか。ニューヨークの稜々たる山々から、自由の鐘を鐘を鳴らそうではないか。ペンシルベニアのアルゲニー高原から、自由の鐘を鳴らそうではないか。コロラドの雪を頂いたロッキー山脈から、自由の鐘を鳴らそうではないか。カリフォルニアの曲線の美しい丘から、自由の鐘を鳴らそうではないか。それらばかりではない。ジョージアの石ころだらけの山、テネシーの望楼のような山、そしてミシシッピーの全ての丘から、自由の鐘を鳴らそうではないか!すべての山々から、自由の鐘を鳴らそうではないか!

そして私たちが自由の鐘を鳴らす時、私たちがアメリカの全ての村、すべての教会、全ての州、全ての街から自由の鐘を鳴らすその時、全ての神の子、白人も黒人も、ユダヤ人も非ユダヤ人も、新教徒もカソリック教徒も、皆互いに手を取って古くからの黒人霊歌を歌うことができる日が近づくだろう。「自由だ、ついに自由だ、全能の神よ、感謝します。ついに我々は自由になったのだ」と。

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