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「HERO」を読んで①

チャン・イーモウ監督の「HERO」の小説を読みました。

映画を見たときに色彩の綺麗な点と珍しい構成に驚きましたが、小説ではそれを紅の物語・青の物語・白の物語としていました。そして物語の始まる前、秦の始皇帝の生い立ちについても書かれていました。

秦の始皇帝は、それまでいくつもの国に分かれていた中国を秦国として統治し、初めて皇帝と名乗った人物です。この人物は「奇価置くべし」という諺の語源となった故事の登場人物です。

奇価おくべし=珍しい財物は蓄えておいて、高い値段になるのを待つのが良い。出典:史記呂不韋列伝)

この呂不韋という人物の息子が秦の始皇帝です。冷酷な皇帝と呼ばれた彼には複雑な生い立ちが隠されていました。

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