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サンデープロジェクトを見て⑨

縷々語って来ましたが、纏めに入りたいと思います。

現在の日本憲法は、アメリカが日本を弱体化させるための憲法であったというのは確かだと思います。田原さんが、「現在の憲法はGHQが日本を弱体化させるために行使した憲法であった」としていますし、これに異論・反論はありませんでした。

私がモットーとしている因・縁・果の法則と、報道されている表面より、裏面にこそ真実があり隠れた真実を探り出す作業を推理というと、因・縁・果の法則と私なりの推理で捉えると、全く、その通りであるという結論になりました。恐らく、GHQの草案、つまり英語を日本語にしたので、妙な日本語になったと考えると謎が氷解します。

櫻井さんが指摘した「権利と言う言葉が16回、 自由が9回、権利と義務は各々3回で、家族という言葉なく防衛の義務もない」という言葉は今の憲法を表徴しています。「貴方には自由があります。権利があります」がというのがあって、「貴方には責任があります。義務があります」という精神がない憲法は、民主主義の母国、アメリカを基準にしているからという切り口で、これもスパッと割り切れました。

これを平和憲法と言ったのは、社会党共産党で、民主党は元自民党の人もいるので、50%くらいなのでしょうか。公明党はどう考えているのか私には分かりませんので、ご存知の方は教えてください。

さて、天皇制と自衛隊憲法改正は三点セットで、自民党天皇制維持、自衛隊は当然、出来れば憲法を改正して軍隊にというのがポリシー。民主党天皇制△ 自衛隊憲法改正×というイメージですが違っていたら教えてください。自衛隊を国連下にというのが小沢さんの考えでした。仮に民主党が政権を取って、自衛隊を国連に委ねた場合、所有件は日本にありますが使用権と管理権はないに等しくなります。

国連とは、第二次大戦が終わった1945年、51カ国が集まって国際連合(国連)が誕生、現在は190カ国以上が加盟していますから、加盟率はほぼ100%です。その中には WHO(世界保健機関)があり、伝染病が広がらないように活躍する機関やユニセフ(国児童基金)と言う機関では、恵まれない世界の子供達を助ける組織で戦争、災害、餓えに対して安全な水と食べ物を届けます。

日本も太平洋戦争後、食糧がなく、ユニセフから15年間援助をうけていました。しかし現在では援助資金の全体の22%をアメリカ第二位が日本で17%、毎年280億程、援助しています。ちなみに三位がドイツで9%です。国連を代表する、会社で言う重役、つまり常任理事国は一番援助しているアメリカで当然ですが、その後はフランス、ロシア、中国 イギリスです。つまり第二位の株主の日本と三位のドイツは入っていません。

小泉さんが、2005年に常任理事国入りを模索したようですが、中国が大反対、日米安保があるから、アメリカが応援してくれると思ったら、アメリカはソッポを向いてしまいました。小泉さんはブッシュとキャッチボールをしたり、プレスリーの真似までしたのにつれなかった訳です。ビジネスパートナーであれば、アメリカの支援があっても当然だとおもうのですが、腑に落ちません。

そして、他の常任理事国よりも援助金が多いのも腑に落ちません。日本の戦争放棄憲法を国内では、関口宏さんが、平和憲法と言っていますが、その平和憲法も64年です。もう、とっくに世界に浸透していいのに、日本についで戦争放棄をする国が出てこないのは何故なのでしょうか。

動物でも植物でもタコでも、生き延びる知恵として、防衛の為の牙、爪、たこの墨、そしてサボテンが食われないように上に伸びた行為など防衛力を持っています。ダーウィンが、「この世に生き残る生き物は、最も力の強いものか。そうではない。最も頭の良いものか、そうでもない。それは変化に対応できた能力である」と言いました。

他国は、変化に対応するのに防衛を放棄しません。それに対し世界で一国だけ放棄している国が日本です。防衛を放棄すると、進化が出来ないのかも知れません。昨日、民主党の小沢さんの公設秘書の逮捕の話が飛び込んできました。元々、小沢さんの突出した事務所経費も明らかにされていませんでしたが。 以前、鳩山さんが、テレビに向かって、「小沢さんが携帯電話をもっていないので持つように言って下さい」と発言した事がありました。北朝鮮が何らかの行動を取ったとき、野党第一党の小沢さんは、どこにいるのか腹心の鳩山さんでも分からないという露呈だったことが脳裏を過ぎりました。

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