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日経ダウ⑫

 内閣支持率が15%から20%近くになっています。

 これが30%になれば、直ぐにでも選挙をしたい麻生さん。千葉県知事選を見て風は自民党に吹いているみているようです。

 経済危機に対応する為、2009年度の補正予算案と関連法案を今国会に提出し、成立に全力を挙げる決意を表明した。その上で、補正予算審議で野党が抵抗すれば、早期の衆院解散・総選挙もあり得るとの認識を初めて示し、早ければ、補正予算案が衆院を通過した後の「5月解散」を想定しているとみられます。

 今まで、この手の話題には触れても、明確にしなかった麻生総理。打ってかわってという雰囲気です。今日は、千葉県知事の森田さんが首相に挨拶に行き、その際、アクアラインの交通料金800円を直接交渉。森田さんは、良い官職を得たようです。

 ただ西松建設の巨額献金事件が自民党側に波及する可能性も指摘されており、衆院解散の判断をめぐる情勢は流動的です。下記はざっくりですが、

  • 国際投資資金は   1日 300兆
  • 政府予算(一般会計)      89兆
  •               1日 2400億 (0.24兆)
  • GDP(名目)                         515兆 (1日1兆4100億)
    国債の借金                       778兆
    特別会計                         362兆
    霞ヶ関埋蔵金                       96兆(民主党試算)

  何が手っ取り早いといって、株価が上がれば、企業のバランスシートの資産が上がり、資産から負債を引いた利益が上がると、買いが更に増えて、株価を押し上げます。

 そうなると銀行の場合、資産が増えるので、貸し出しが楽に出来ますが、下がれば、資本が低下するので貸し渋り現象が起きてきます。

 自民党が予想値の人数が当選すれば、外国勢は落ち着いているでしょうが、民主党が勝てば参議院を抑えているで、今のままであれば小沢総理となります。この時、外国勢は、「万歳、 小沢総理が出来た」とはいいません。民主党郵政民営化は反対ですから、構造改革は後退と見ますし、海のものとも山のものとも分からないので買いは控えて、ヘッジファンドは日本売りを仕掛けてくる可能性があります。

 仮に民主が政権を奪取したとしましょう。老舗の自民党は、ここで今まで散々、小沢さんに足を引っ張られているので、、その報復をしてくるので、政権は安定しません。国民はマスコミに踊らされて、「安倍政権、福田政権、麻生政権は国民の審判を受けていない」という言葉に同調します。

 「景気を良くしろ。民主党にしろ」というのはいいのですが、何しろ国債投機資金は一日、300兆円です。しかも日本の市場の6割は外人が占めています。自国の株は上げても、他国は空売りという世界です。嘗てタイのバーツが叩きに叩かれ、タイの国じたいが存亡の危機ととなりました。

 これだけ株の低迷がいわれているのに、選挙結果と株価の動きを語る人が
いないのが不思議です。結論から言って、国内では政権交代をすれば、良くなると信じすぎていますが、政権交代して良くなる確率よりも、更に悪化する方が確率的に高いのは、外国人の動向です。

 外国人から見た小沢さんの評価は高くありません。ロッキード事件、田中被告、その秘蔵っ子が何しろ小沢さんですから。日本人と違って、大雑把な彼らは政治の不安定は悪材料。政権交代は売りと考えると思っています。

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