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小泉さんの顔色が冴えません。

 それは、ここの最近の事だけでなく、サブプライムローンが日本に影響を与え出した頃からです。

 新自由主義フリードマン信奉者、小泉ー竹中、売国奴という人まで現れました。
小泉さんと言えば、ワンフレーズ・ポリティクスで、『構造改革無くして景気浮揚無し』を連呼し高い支持率を維持していました。言葉は脳の出先機関ですから。単純な表現しかしない人は、頭も複雑には考えません。

 小泉さんというと竹中さんですが、(徹子の部屋をみて 09/3/10)徹子の部屋に出演した竹中さんは「偉くなる人は、人の話を聞く。その代表例が小泉さん」と名を挙げていたので驚きました。

 森さんが亀井さんに対し、「小泉さんは人の話を聞かない。郵政選挙、一本で選挙をする気でいる」「そんな馬鹿なことをするはずがない。一本の法案のために解散総選挙した例はない」と言いましたが、小泉さんは、それをやりました。

 森さんは「郵政民営化して良いのか悪いのか、分かる議員は一人もいなかったが小泉さんだけは、その方が良いと決め付けていた」といっています。私は、そこから「人の話を良くきいた」という人物像を見ることはできませんから、竹中さんの言う事だけを、聞いた小泉さんという事だったのでしょう。

 『立つ鳥跡を濁さず』といいますが、結果として濁して去る小泉さんの表情が明るい筈がありません。小泉さんは3代目の世襲議員で、今度は次男に4代目として地盤(票田)看板(名前)鞄(金)を引き継ぐそうです。

 一個人に一つ政治資金管理団体。息子には非課税で渡せるそうで、民間だと相続で大変なのに、これは政治家の大変な特権です。構造改革の人が、特別の恩典が与えられているところは構造改革しないのかと言われたのは、そのせいです。

 野中広務さんが、「これで100年以上も小泉家は国費で生活するという公爵・侯爵・伯爵・子爵・男爵のようなものだ」と警鐘を鳴らしていましたが、頷ける話です。小泉さんのお父さんは防衛大臣で所謂、日米安保を堅持した人です。小泉さんと竹中さんは血税9兆を10億で、禿げたかファンドのリップルウッドに瑕疵担保条項付で売却。株式公開で3000億、利益を提供しました。

 かんぽの宿問題、何故かオリックスに売却先が決まっていたかのような印象を連想させます。日本郵政の西川社長の前身は三井住友銀行の頭取でした。どうして西川さんだったのか、竹中平蔵さんの強い意志があったと言われています。一学者が、ときの総理を動かし、日本郵政の人事まで口を出せていたということですが、日本を代表する竹中さんは、嘗ての上司ともいうべき、『竹中平蔵君、僕は間違えた』と文藝春秋3月号で 近著では「資本主義はなぜ自壊したのか」を発表しました。

 現在、文藝春秋の4月号で、ジャーナリストの東谷 暁氏がかんぽの宿郵政民営化疑惑に関して 竹中平蔵西川善文宮内義彦 3氏の「お仲間」資本主義。東谷氏はずばり「かんぽの宿事件」と呼んでいます。

 結局、日本郵政、小泉構造改革の本丸「郵政民営化」とは竹中氏、西川氏、オリックスの宮内氏、そしてそのバックにいる外資によって操られていたと言う事なのでしょうか。

 こうした原因の原因は、田中真紀子さんが父親を裏切った橋本龍太郎さんが二度も総理をするのは許せないとして、奇人と決め付けていた父親の宿敵である福田派の小泉さんを産んだら、大きく育ちすぎて、自身が追い出され、やはり父親を裏切った民主党へ引っ越し、追い出された自民党の面当てに、今度はやはり父親を裏切った小沢さんを総理にしようとしている。ミニ西太后のような行為が因・縁・果の因だと感じています。

 兎も角、最初のとっかかり、引き金が田中真紀子さんの私怨と怨念なのです。ただ困るのは、この人にその自覚が全く見られない事です。

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