保管

保管場所

<為替取引(FX取引)問題>

日本は金利が安い、米は高い。日本は輸出で食べている国だから、円安が良い。これは、投資をする人のベーシックな考え方です。

 従って、日本人の大半は円売りドル買。つまりドル高↑・円安↓の取引を優先させました。つまり個人は愛国心とあいまって、随分と日本経済に貢献しました。

 そこに、サブプライムローンです。「米は危ない。売れ」と言う事で、世界はドルを売って自国通貨に変えました。これが、いきなり来ましたから、個人でFXをしている人は大きな損失を受けた筈でした。

 自民党は嫌だ。だからといって、マイナス票は入れられません。そこで、民主党が票を延ばしたのが、昨年の参院選で、これは民主党にとって『敵失(テキシツ)』でした。敵質の語源はサッカーで、本来相手チームにシュートするものを誤って味方チームにシュート(オウンゴール)して、相手チームを勝たせてしまう敵の失敗による勝利でした。

 それと同じで、大半のFXの取引者は、それと似た行動をとります。ドル売り円買い。つまりドル安↓・円高↑です。これは政府から見ると、円高は車、家電製品のトヨタ、ホンダ、松下、ソニーの利益を減らします。

 ソニーは1円、円高だけで60億円(営業利益)、トヨタは350億円(営業利益)減収すると言われています。つまり、「アメリカよ、さようなら」の行動が日本の自動車、家電メーカーを苦しめる事になってきました。

 そこで、金融庁は、「投資家保護」の行政を行うという名目で、倍率を下げ、ドル売り円買い方向の流れを、抑制しようとしている可能性があります。3月末が近付くにつれて「空売り規制」や「公的資金買い」をするのに似ています。

 株式市場の規制は、自国の問題なので露骨ですが、為替は他国が絡むので真相は藪の中です。中国による人民元操作が国がらみであったりして、国際間の問題にもなりかねません。

 選挙が、日一日と近づいています。
私のブログでは、時代は西洋から東洋の時代と書き続けています。つまり
長期的には円高方向です。円高を良しとする政策を打ちだして行くべきでした。そんな事は出来ないって思うかも知れませんが、バブル時は円高 株高 債券高でトリプル高。ここで押さえればいいものを、更に土地高、絵画高、アメリカ買い迄したから、軍事国家のアメリカライオンの尾を踏んでしまいました。

 そう言うわけで、トリプル高は、政策次第で出来るのですが、これは、民主党より自民党の方が体験値、経験値があるだけに長けていると思います。

この記事を読んで良かったと思う方は、ランキングに投票して下さると嬉しいです。