<対北朝鮮 関連決議案>
以下のようになりました。
- 金融規制強化
- 船舶の臨検強化
- 武器禁輸拡大
- 資産凍結
- 渡航禁止対象拡大
日米では殆ど合意ですが、これに中国とロシアが素直にのるかどうかです。特に資産凍結は、効き目が大だという事で今後、注目です。
先日、自殺した盧武鉉(ノ・ムヒョン)韓国前大統領は、太陽政策を北朝鮮に施していました。これに増長して、今のような状態になりました。しかし、韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領はPSI(大量化学兵器核散防止構想)へ全面的に参加しました。
盧武鉉(ノ・ムヒョン)時代、大量化学兵器を運搬している北朝鮮への船舶を調べる権限を放棄していましたが、これからは臨検していく構えのようです。既に日本を含む90カ国が参加しています。
当然、北朝鮮の朝鮮中央テレビのお馴染みの女性は「なんとかスミダ」つまり、我々に対する宣戦布告と受け取ると怒っていました。2002年、イエメン沖で北朝鮮が輸出したスカッドミサイルをスペイン海軍によって発見されています。韓国が真剣にこれをやれば、プルトニウム、核兵器の部品や技術などを輸出したくとも、韓国によって摘発される可能性が濃くなります。
恐らくは、イラクと北朝鮮が核とミサイルで連携を取っているものと見て、アメリカからの要請が韓国にあったのではないでしょうか。韓国の一国では核を持っている北朝鮮を、刺激することは出来ません。じわりじわりと北朝鮮包囲網が敷かれてきていますが、その歴史と過程に於いて、北朝鮮は益々、意固地になるしかない訳です。
北朝鮮は韓国を認めていません。彼らは韓国を南朝鮮としています。盧武鉉(ノ・ムヒョン)が太陽政策を取ったのに対し、李明博(イ・ミョンバク)大統領は、全く、盧武鉉とは違う姿勢を明確にしてきているので、恐らく李明博は日本の防衛庁とも緊密に連絡を取っていると思われます。
国民からは見えませんが、世界は同時不況です。こういうときは、どうしてもスケープゴートが必要になります。北朝鮮は、今の時代、唯一、ロマノフ王朝を体現しているような国です。論評を聞いているとと、戦略的な頭脳集団が居るように捉えている人がいますが、要は、たかり、ゆすり国家です。
ヤクザはナイフで脅す。北朝鮮はミサイルと核で脅す。しかし、世界の商店街は結束している。そこから金を奪うときにナイフをちらつかせても、現代ではヤクザに加担したら商店街でやっていけない時代になっていますから、北朝鮮に屈する国はありません。あるとしたら、同胞の韓国と丸腰の日本だけです。
しかし、その同胞もこじれた親族関係となってきて、憎さの方が増してきています。北朝鮮に軍師はいません。軍師とは天と語る人で、天と語る以上は、常に幸いを呼ぶ国造りをしなければ、天意に反することを知っている人物です。
嘗て、秀才と言われた東条英機は、ゴミ箱をあさって世の現状を確認しようとしました。一国の指導者がゴミ箱を漁った。精神が既におかしかった証拠です。今の北朝鮮の見えない階級リボンの人達の多くが東条英機状態です。武士は食わねど高楊枝の立前の、本心は腹が減っては戦争は出来ぬです。後者に日々近づいてきている状況が濃厚だと思っています。