eスポーツ②
問題は、その後、どういう現象が起きるのか。
東国原さんが総理になるのかという話題で連日連夜騒がれていますが、こうなると、お笑いタレントは文化人とも言うべきものになります。それ以前にも横山ノック、西川きよしと言う人もいました。世襲も必要ない。勉学もそれほど好きでない。歌も運動神経もそれほどでもない。特別のイケメンでもないという場合、所謂一つのカテゴリーになります。
つまり今までの「ゲームばかりするな」と言う時代から、「もっとゲームをしないと、とてもプロにはなれないぞ」という時代が来そうます。そんな事でいいのかという声が聞こえて来そうですが、実は、これはいいことなのです。
何でいいのかというと、実は人間の脳の構造にあります。人間の脳の深部は爬虫類脳があって、これは闘争本能丸出しの人間の欲求脳です。しかし、徹底的に殺し合っていたら人類は滅亡してしまうので、これを覆い隠す旧ほ乳類脳、そして新ほ乳類脳があり、理性Reasonをもつ動物として、人間の脳は構成されています。
つまりゲームというのは、抑圧されている爬虫類脳を満足させるものなのです。もし、ゲーム廃止令を世界がやったら、極端な話、人類は欲求不満のはけ口を、実際の戦争に求める事になるかも知れません。
WBCという野球の世界一の国を決める大会。私は普段、野球を見ませんが、やはり日の丸という国旗がかかると燃えます。韓国が、日の丸の国旗を侮辱したと聞けば、それだけで、この野郎と思います。一方、韓国でも、「そのようなことはスポーツマンシップに劣る行為」という意見も出てきます。おっ、韓国人にも、分かる人が居るじゃんと言うことになります。それほど、国を挙げての対戦となると、白熱します。
まして、自分がどうしても勝てない。ところが、勝ちまくる人に60歳の人がいて、たゆまぬ努力をしていると聞いたら、う~ん、と唸り、この違いは何だろう。何故、自分は出来ないんだろうと考えるようになります。
つまり、何を言いたいかというと、例えば、全世界一斉学力テストをeスポーツでやるんです。そうすると、瞬時に結果が出ます。そうしたら、例えば「北朝鮮が1位で、韓国が2位、日本は8位」となったら、どうでしょう。
それはもう朝、恒例のぶら下がりのインタビューで
「ゆうき 蘭総理、昨日の中学生の結果を見て、どう思いましたか」と早速、問いつめられます。
「中学生は今日から給食のおかずを一品、少なくした。だってそうだろう。北朝鮮は碌々食べていないのに一位だぞ。恥ずかしいと思わないか。次のテストで3位以内に入らなかったら、牛乳も抜くからな。 オイ、そこの ゆうき 蘭の弟。お前、何人だ。そんなに日本語できないのなら、北朝鮮に売り飛ばすぞ」ってなもんです。直ぐに国語の点数は80点(今回は48点)を超える事でしょう。