時代が人を変える③
しかし、人々は、何年経っても小泉フィーバーの映像がこびり付いて、諸悪の根源なのに、小泉さんが懐かしいとでも言うのでしょう。時代と言えば、時代は二つあります。その場、その場を見させるテレビメディアと、インターネットメディアです。後者は、文章を読むメディアなので、因・縁・果を語るので、その根源を何処に置くかで決まってきます。
昨年の今頃は、ブログで小泉さんを批判すると、批判的でしたが、今は漸く気が付きだしてきたのか、ありません。しかし、もう小泉さんは辞めると言っているのに、それさえ知らない人達がいるのか「総理したい人というと小泉さんの名が上がります。
でも、更に遡ると、小泉さんを産んだのは、田中角栄の娘の真紀子さんでしたし、更に遡れば、その前の、森喜朗元総理の、余りの不人気が原因でした。何しろ、温厚な加藤紘一さんが、加藤の乱を引き起こしたのですから。森さんは、恐ろしいほど人気がありませんでした。面白くない落語家の後の落語は、普通でも面白いと言う訳で、小泉さんはイケメンでもなくて還暦なのに、写真集が馬鹿売れでした。なんで、そうなったのかの一つの要因は、その前にこそありました。
その大不人気の森喜朗さんは、今でも、自民党の大ボスなのです。麻生さんは漢字も読めませんでしたが、感じも読めない、空気読めないの WKY総理でした。民主党大勝となったとして、次に小沢さんの秘書問題の公判が起きます。検察側は、様々に言われましたので手薬煉ひいて待っているのではないでしょうか。
『民事は自由心証主義』で、不貞不貞しければやられ、恭順の意をしめせば罪一等を減じるとでも言うべきものです。原告側と被告側の中心が裁判所ですが、誰が見たって足利事件を初めとする冤罪事件をみても検事と裁判官は距離的にも、組織的にも近いところにありますからね。大きな火種になると思っています。