保管

保管場所

小沢さん「起訴相当」

2ヶ月前、小沢さんが不起訴となり、後は検察審査会の判断に任せるしかないと書きました。(2010年2月19日 (金)日米安保50周年を考える22に詳細)

もっとかかるのかと思ったら結構、早いんですね。経過は以下の通りです。

小沢幹事長資金管理団体の土地購入の際の収支報告書に虚偽があった件で新旧秘書3人が逮捕。その親分である小沢さんは特捜が調べた結果、不起訴となりました。しかし、昨年から開始された新制度によって、市民団体が不起訴処分について審議申したてをしたので検察審査会が開かれる事になりました。

j検察審査会有権者からクジで無作為に選ばれた一般市民11人がメンバーとなり、裁判所が指定した弁護士が検察官役をします。ここでの結論は以下の三つ。
妥当 不起訴相当
疑問 不起訴不当
起訴相当 起訴すべき  
今回の結果は最も重い「起訴すべき」で三ヶ月以内に再捜査がされ、再び起訴か不起訴か決まります。そこで不起訴と出た場合は、もう一度、検察審査会に戻り、メンバーチャンジされて再審議となります。ここで仮に再び起訴相当となった場合は強制起訴となります。

東京第五検察審査会は慎重に評議し、特捜の検察官の人も審査会に出席して不起訴とした理由を語りましたが、「秘書の証言は極めて不合理、不自然で信用できない」と8回の協議を経て「被疑者を起訴して真実と責任の所在を追求するべき」という検察とは逆の結論を出しました。

特捜はやはり一度、不起訴という決定をだしたものですから、ある幹部曰く「再捜査をしても新証拠がない限り不起訴」となる可能性が高そうです。しかし、今回の起訴相当は一番重い判定なので、これを受けて小沢辞任論も高まる可能性があります。因みに世論調査では71.4%の国民が辞任すべきと回答。民主党も選挙に向けて、この結果を無視する事は出来ないでしょう。

何れにしろ、あと三ヶ月で小沢さんの今後が変わってくる可能性が出てきました。

            この記事を読んで良かったと思う方は、ランキングに投票して下さると嬉しいです。