<自分勝手主義と自分勝手な人の動向>
大半の人が自分は正しいと決めています。そもそも個人の憲法では自分主権です。その欲望通りにしたのが民主主義で、分かり易く言うと自分勝手主義です。それを国でいえば自国勝手主義です。
アメリカのオバマさんは来年の選挙が危ない。何故なら失業率が高いから。失業率が高いと落選確実です。そこだけを見ると落選濃厚。ですが宮本武蔵が五輪書の『観見二眼』(⇒客観的な視点と主観的な視点をバランスよく持ち合わせることが必要)でとくとですね。宿敵がいないんですね。何故、武蔵は強かったのか、武蔵は自分より強い者とは戦わなかったという説があります。つまりオバマさんが不利になるのは失業率とライバルの関係で二選なるかどうかという事になります。つまりオバマさんはやりようによっては勝ちます。そこでTPPです。
日本は貞観地震から千年ぶりに3・11東日本大震災が起きました。その衝撃映像は世界を席巻しました。東北の再生は漁業と農業です。その年にTPPを要求してきました。何故ですか、東北は農業をやらないでいい、アメリカが喰わせてやる。そんなにアメリカって優しい国でしたっけ。
2009年でしたっけ、北がミサイルなのか人工衛星をぶっとばすといったとき、アメリカは日本の米軍施設を攻撃したときは米国本土を攻撃したと同じにみなすといいました。それはつまりは、それ以外ならいいよということです。
例えば、そうですかと北の将軍が日本の何処かにミサイルを墜とす。するとアメリカが日本政府に聞きます。
「どうしますか? 日米安保発動しますか」
「それは願ったり叶ったりです」
「そうですか、それではアメリカ本国と話し合いますかねえ」なんていって直ぐには動きません。
しかしですね、1996年の台湾総統選挙の際、中国はアメリカ寄りの李登輝(リとうき)が台湾総統に選出されないように台湾国民を威圧する為に台湾近海でミサイル演習を行った。すると米の第七艦隊の空母が2隻派遣しました。これで台湾国民は落ち着き、李登輝(リとうき)が台湾総統になりました。アレ、米と台湾に軍事同盟ありましたっけ。ありませんよね。なくたって出ていくときは出ていく。あったって静観した方が得とみればポチの面倒はみません。ポチより眠れる獅子の方が怖いからです。
北は14もの国から拉致しています。圧倒的に日本人と韓国人が多く、日本だけでも拉致認定されていない人が200から300人はいるといわれています。何故ですか、戦争放棄している。軍隊がないからだと思いますね、韓国は軍隊があるじゃあないかって? 確かにありますが、地政学的に韓国は南、北は北。つまり高地にあるわけでして川をせき止めるだけせき止めて一度に流すだけで韓国は大変なことになすし、劇薬を川に流すこともできます。しかも韓国には核がありません。
まぁ早い話が嘗めているわけです。それはなめられますよ。2001年、北の将軍の長男、金正男が偽造パスポートで日本に不法入国して4日間拘留されましたが、日本が軍隊と核をもっていたら、当然、金正男と拉致被害者とトレードしたでしょう。その時の外務大臣が田中真紀子先生でしたが、マスメディアは騒ぎませんでしたね。でも真紀子先生のご子息、ご令嬢が拉致されていたら、同じ態度だったとは思えませんが。閑話休題。
本論に戻って例えばTPPで東北の農業従事者の職が奪われると言うことは、その分、アメリカが潤う事になります。すると雇用が生まれます。雇用が生まれるとオバマさんの再選が濃くなります。冷戦時代(資本主義と国家と社会主義の対決)米ソ冷戦のときは、日本はアメリカ陣営の代貸しとしてウィンウィン関係がとれましたが、今は冷戦時代が終わりました。
小沢さんが、増税反対していますが、次にTPP反対をいう可能性があります。何しろ小沢さんは岩手選出の議員です。何故TPP反対をいわないのか不思議でなりませんね。